車の点検をお願いしたディーラーに行ったら、いろいろなことが変わっていました。毎日していることを変えようというのは、エネルギーのいることです。特にいろいろな人が、慣れ親しんでいることを変えることは、抵抗もあるでしょうし、エネルギーが必要なことです。しかし、いつもやっていることだから、という理由だけで同じようにしていると、停滞はしても、改善されることは少ないと思います。
もちろん、なんでもかんでも変えれば良いというものではありません。何を変えて、何を変えないのか。どう変えるのか。全ての基準になるのが、「なんのためにそれをするのか?」「誰のためにそれをするのか?」と言うことではないでしょうか。その根本にあるのは、理念だと思います。そのディーラーの企業理念には「自動車を通じてお客様に奉仕し・・・」とあります。「お客様に奉仕する。」という理念が、様々な顧客サービスとして表されているのではないかと感じました。
考える基準となる理念があると、改善する場合でも、「お客様に歓んでいただくために!」「お客様のために!」という基準に添って考える事ができます。飲み物のサービスも、部屋の模様替えも、そんな視点から考えてあるのかな?そう感じました。
私たち、保育園で言えば、「みんなのいのち輝く!」ために
○子どもが主体的に生活できる環境を整えているか
○子どもの自発的な活動としての遊びを保障できているか
○ひとりひとりの個性や発達に合わせた保育ができるよう、子どもひとりひとりをとらえているか
○様々な人との関わりが持てる配慮をしているか
を基準として考えています。
このことをいつも心に留めて、常に自分に問い掛けながら考え、行わないと、知らず知らずのうちにそこから離れていったり、見失いそうになったりしてしまいます。気をつけたいものです。
車のディーラーと保育園、業種は全く違いますが、理念を忘れず、そこから遠ざからず、理念を基準に考え、行動するのを大切にしなくてはならないのは同じだと思いました。