ドウダンツツジで大まかなポイントが押さえられたら、えんじ色のあざみと、黄色い小菊で色を添えてゆきます。どのくらいの長さでどのあたりに配置するか。これも迷いはじめるとキリがありません。何となく活けてみますが、どうも間の抜けた感じになってしまいました。
ところが、先生が少しだけ手を入れてくださると、全く見た目が変わってしまいます。一輪の花の位置がほんの1〜2センチ変わるだけで、全体の見え方ががらっと変わることがあるので驚きです。
花一輪一輪がそれぞれにそれぞれの役割を果たして全体として美しく見えるのですね。私たちひとりひとりも、どんなに小さくても、全体との関わりの中で生きているのでしょう。
先生に助けていただきながら、ようやく完成です。