お寺では「花供養」という法要の期間が始まっています。法要のほかに様々な催しが行われます。
保育園の近くにあるお寺の施設、修養道場では、「心をみがく集い」といって、華道、茶道、書道、水墨画などの教室があり、いろいろな方が日々研鑽を積んでいらっしゃいます。そんな皆さんの作品が花供養期間中に修養道場に展示され、薄茶席が設けられています。
私も休みがちながら、茶道と華道のお稽古をさせていただいています。華道の作品を作るため、先生にご指導をいただきながら活け込みをしました。私の花材はどうだんつつじ、アザミ、小菊の3種類です。
まずはどうだんつつじの枝をどう使うかが、ポイントになってきます。私が大きな枝を手にして、どうしようかと悩んでいたら、先生が、「この線が面白いから、ここで切って、こう使うといいんじゃない」とアドバイスをくださいました。おっしゃるとおりにしてみると、なるほど、落ち着きます。他の枝もどこにどう活けると良いのかと考えつつ、先生にアドバイスをいただきながら、なんとか活けました。
そこで、先生がおっしゃったのは、不要な枝を見極めて外しなさい。ということでした。また、これが難しいのです。枯れていたり、線が無駄に交差していたり、形のバランスがとれない原因となっている枝を切り落とします。
しかし、どの枝が対象になりそうなのかを見極めるのが、難しいのです。「この2本の小枝、どこにハサミを入れるかで表情が変わりますが、どうしますか?」と先生にたずねられますが、まず、なぜそこにハサミを入れる必要があるのか、なぜここなのか?そこからして私には難しいのです。さあ、どちらの枝を切りましょう?