園長ブログ

おたんじょうびおめでとう!

2011/10/18

月曜日の朝、登園途中の3歳児Kくんと一緒に園に向かっていると、同じように登園途中の5歳児Sくんが「Kくんおたんじょうびおめでとう!」といいながら駆け寄ってきて、一輪のシュウメイギクと折り紙で作ったプレゼント、誕生カードを渡しました。いきなりプレゼントをわたされたKくんは、最初キョトンとしていましたが「Kくんは土曜日がお誕生日だっていってたから、Sくんが覚えてくれててプレゼントくれたんやんか」というと、Kくんの顔がパーッと明るくなって、ちょっと恥ずかしそうに小さな声で「ありがとう」と言っていました。Sくんもうれしそうにニコニコ笑っています。周りにいた大人も思わずニコニコ。

誕生カードには、かわいらしいバースディケーキの絵が描かれており、折り紙も丁寧に折ってあります。土曜日にその日がKくんの誕生日だと知ったSくんは、それを覚えていて、週末にカードとプレゼントを作ったのでしょう。シュウメイギクは「朝家を出るときに庭に咲いていたのを取ってきたんです」と保護者がおっしゃっていました。

土曜日にともだちの誕生日を知ってプレゼントをあげようと思い、家に帰ってから作った。月曜日の朝それを渡そうと家を出たら、庭にきれいな花が咲いていたので、これもあげようと思って取ってきた。そんなSくんのあったかくやさしい気持ちの動きが想像できて、こちらの気持ちもほんわかと温かく、うれしくなりました。

誰かを思う気持ち、誰かに喜んでほしいという気持ちを子どもたちはたくさん持っているのです。そんな優しさやうれしさで心が満たされて育ってほしいと願います。そして、みんなのやさしい気持ち、うれしい気持ちが響き合い、高まってゆく。大人も子どももみんながハッピーを感じられて、心が温かくなる。いつもそうありたいですね。

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