池のほとりの石の真上に産み付けてあったモリアオガエルのたまごを園に連れて帰ったら、たまごがかえっておたまじゃくしがたくさん生まれました。あまりにもたくさんだったので、20匹くらいを残して元の池に帰しに行くことにした5歳児たち。ペットボトルに何匹かずつおたまじゃくしを入れ、手分けして持ち山を登って池に行き、おたまじゃくしを帰してきたそうです。口々に「元気で大きくなるんだよ」といいながら池に放していたとか。
そんな子どもたちの目の前に、なにやら怪しげな紐が垂れ下がっているのを発見。誰かが引っ張ってみると、なにやら筒のような物が落ちてきました。よく見てみるとどうやら中には手紙らしき物が入っているようです。実は、これは5歳児たちのおとまり保育を盛り上げるために保育士の先生たちが企画したストーリーの始まりだったのです。そのことについては、また、機会があれば書こうと思います。
園に残ったおたまじゃくしは、すくすく育っています。子どもたちは相変わらず、おたまじゃくしを気にしていて、毎朝登園してすぐに様子を見ている子、欠かさず餌の鰹節をにあげている子、朝、昼、そして帰る前に必ず声をかけている子など、様々です。もちろん子どもによって、興味の差はありますが、多くの子どもたちがとても興味を持っているようです。