パン屋さんに無理をお願いして、特別にパンを作ってもらえることが決まったら、調理の先生方は職員向けに試食会を開いてくれました。3種類のハンバーガーをつくり、全職員に試食してもらって、これで良いか、改善点はないかの意見を募るのが目的です。また、みんなが同じ話題で話し合う機会の一つになればうれしい、という想いも含まれた試食会です。もちろん試食会用のパンも実際に使うのと同じ種類のパンを用意してくれました。
予定していた3種類を作って、職員みんなでいただきました。みんな「おいしい!」の連発です。食べてみて、せっかくだから、野菜を増やした方が彩りが良いとか、野菜を加えるなら茹でたキャベツがいいとか、いろいろな意見も出て、みんなでハンバーガーのことを考えていました。その意見を取り入れて調理の先生達はハンバーガーの改善を重ねました。
ハンバーガーやさん開店の日が近づいて来るにつれ、「せっかくだから、いつもと違う雰囲気で、子どもも大人もハンバーガーやさんを楽しみたい。」私の中ではそんな思いが募ってきて、まずはハンバーガーやさんのお店を作ろうと考えました。子どもたちが、「○○バーガーください」と注文して、ハンバーガーをもらうところです。
浮かんだイメージは、ちょっと屋台風。いつも配膳に使っているテーブルに枠を取り付けて、ちょっとしたひさしをつければお店みたいにならないかなと思いついたら、木の枠をどうやってテーブルに取り付けようか?組み立て、解体が簡単な方が良い。1回きりではなく何度も使えるようにしたい。ひさしは学童の子どもたちが使っていたストライプのフイルムを使おう。などいろいろな考えが浮かんで来ます。こんなことを考えているときって、なんだかワクワク楽しいものです。