「子どもと一緒に食べたいおひるごはんやおやつ」そんな職員のリクエストからスタートしたハンバーガーやさん。「ハンバーガーやさんというくらいだから、何種類かハンバーガーがあった方が楽しいよね!」「いくつか種類があれば、子どもたちがそこから選び取ることができるね。」と話し合いながら、調理の先生達は3種類のハンバーガーを作ることに決めたようです。
どんな3種類にするのか、これも他の職員のアイデアを集めようとみんなに尋ねて回っていました。1つはオーソドックスな、ハンバーガーパティを使ったハンバーガーにすることは決まっていたのですが、他の2種類を何にすれば良いのか、私の所にも聞きに来てくれました。私はいつか豆腐ハンバーグがお誕生会の日のメニューになっていたのを思い出したので、豆腐ハンバーグをリクエストしたら、それが採用されました。残りの1種類は若い保育士の先生がリクエストした、グラタンハンバーガーに決まりました。
種類は決まりましたが、一つ問題が浮上してきました。3種類作るのだから、せっかくなら3種類とも食べたいし、子どもたちも全種類食べたくなるだろう。でも普通の大きさだと3つは食べられないかもしれない。ということです。
それなら自分で食べられないと思ったら、1つとか2つにするようにしたらどうだろう。
せっかくなら3種類全部食べたい子は、食べられる量にした方が良い。
子どもたちはどの種類から食べるか、食べる順番を選べるので選ぶことも経験できる。
それなら、1つの大きさを小さくすれば、3つ食べる事もできるのではないか。
パン屋さんにお願いして、小さめのバンズを焼いてもらうことはできないかな。
と、いろいろなアイデアが溢れてきます。
私もその話し合いを聞いていたのですが、話し合っているみんなの楽しそうなこと。みんないきいきしていて、聞いている私まで楽しくなってきました。やりたいことを形にしようとするとき、楽しくってわくわくします。そんなわくわく感がたくさん伝わってきました。
みんなが、いつもわくわくできること。そのために自分には何ができるか、そこを大切にして、そのことに力を注いで行きたいと思いました。