3月も中旬になったというのに、まるで真冬に逆戻りしたかのような寒さです。先日の朝の気温は氷点下4度。最近では真冬でも時々しか経験しない気温です。昨夜から降り続いた雪が木々を真っ白にしてしまいました。朝日があたると、とても美しくキラキラと輝いていました。
私たちの心も、本来はキラキラと輝いて美しいのだと思いますが、貪りや、瞋り、愚かさによって表面が曇り薄汚れてゆきます。懺悔によってその汚れを取り除いてゆけば良いのだと思いますが、知らないうちに曇りが増して汚れがたまってゆくので、常に懺悔する必要があります。本来の素直な自分の心が、貪りや瞋り、愚かさによって汚れ、謙虚さや感謝の気持ちが薄らぎ、何もわからないのに何でもわかったような気になって傲慢に、わがままになってゆくのかもしれません。
わかった気になって傲慢になっている自分に気付かず、いい気になっていると、神仏が「いい加減にしなさい!」といって知らせてくださいます。たいていは、ショックなことだったり、痛い目にあうことが多いのです。そんな神仏からのメッセージを最近受け取ることがありました。
かなりショックで落ち込みましたが、そのときにしみじみと感じたことが、多くの方々に支えられているということです。職員の皆さんも全力で支えてくださいましたし、保護者の皆さんも、たくさんの方が心配して励ましたり勇気づけてくださいました。
多くの方々がこれほどまでに支えてくださっているのに、自分はどれほど皆様のお役に立つことができているのだろうと、ふり返らずにはいられませんでした。
まだまだお役に立つ事なんてできていない。そんな思いが広がります。皆様のお役に立てるように、どれだけ心を尽くし、力を尽くすことができるのか、いつも謙虚に自分自身をふり返ることを忘れずに努力しなくては、皆様のご恩に報いることはできません。
これほどまでにすばらしいご縁をいただいていることに感謝せずにはいられません。