それぞれの課題にとりくむこと、自分のレベルに合わせた練習は、やり甲斐があります。弦を押さえる指の先が痛くなっても、もう少しがんばろうと努力します。そこに楽しいという気持ちと、弾けるようになりたいという願いがあるからです。
時間の経つのを忘れるくらい、何かに没頭する。多少声をかけても振り向かないくらい集中して何かに取り組む。園ではそんな子どもたちの姿をよく目にします。それは、その子が今やりたいことを思う存分に楽しんでいる姿です。一つのことに集中している姿です。この楽しいことを思う存分にできることが大切なのです。適切の欲求を満たすことで情緒が安定します。そして何かに集中する経験をたくさんしていれば、いろいろなことに取り組むときに、集中しやすくなります。自分がやりたいことであれば、困難にも挑戦する意欲が湧いてきますし、困難を困難と思わないかもしれません。なんといっても楽しいです。
ギターサロンでギターに挑戦してみて、楽しければ挑戦したくなる。努力することも厭わずに取り組むことができる。ということを改めて実感し、やはり子どもたちにはやりたいことが思う存分できる環境と機会をできる限り用意してあげたいと思いました。