2回目のギターサロン。初めて参加した方はセンスが良いのか理解が早いのか、すぐに上達してセッションに参加していらっしゃいました。最初はとても緊張していらっしゃる様子でしたが、先生にアドバイスをもらいながら練習してゆく中で、コツがわかってきたのか、楽しくなってきたのか、一所懸命に取り組んでいらっしゃいました。その成果でしょう。2回目のセッションではステキに演奏していらっしゃいました。
参加者はその人のレベルに合わせてひとりひとり先生に弾き方を教えていただき、それぞれの課題に取り組みます。私なら、何とかコードを押さえて音を出し、最初から最後までできるだけスムーズに弾くことが課題なので、そこを練習します。先生が少しずつその人に合ったアドバイスをしながら、みんなのところをまわってくださるので、その間は自分で練習しているのです。
左手の指先は痛くてしょうがないくらいになるのですが、この1人で黙々と練習することがなぜか楽しいのです。仕事以外では滅多にないくらい集中して取り組めて、とても心地よいのです。それは、なぜなのでしょうか。私のレベルでは、セッションが楽しくてしょうがないというわけでもありません。やはり、自分の目標と課題を知り、そこに向かって自分自身でやりたいと思ってやっていることが、楽しいのです。
ギターが上手で、普段の保育でも良くギターを持って子どもたちと歌っている保育士の先生は、聴いたこともないような名前のとっても難しいコードに挑戦していました。それぞれのレベルに合わせた課題があるから、集中して取り組めるのだと思います。
これが一斉画一的に、じゃあまず、Dを押さえてこんな感じで弾きます。次はCですよ。なんてやっていたら、私のようなセンスのない初心者に合わせなくてはならない上級者はつまらないでしょうし、上級者に合わせて進んでゆけば、私などはちんぷんかんぷんで、つまらなくなってしまいます。
ひとり1人が自分の課題、自分の力の120パーセントをめざすように取り組むことで、それぞれが楽しさを感じられるのだと思います。