小学校が冬休みになって、学童保育にたくさんの小学生たちがやってきました。普段の土曜日は10人くらいですが、冬休み中は多いときで20名近くの子どもたちがやってきて楽しい時を過ごしました。子どもたちが自由にのんびりと過ごすのが基本ですが、今年の冬休みは、昨年の経験から様々な企画が盛りだくさんでした。先ずはクリスマス会、「みんなでクリスマスケーキをつくろう!」という企画でした。冬至も近いので、カボチャケーキにしようというアイデアをスタッフが出し、試作をしてくれました。
オーブンがないので、あまり本格的なことはできないのですが、ホットケーキミックスを使って、炊飯器で焼くという方法があるようで、それに挑戦していました。私は詳しいレシピは知らないのですが、カボチャとタマゴをたっぷりと使うことで、とてもリッチな味に仕上がっていました。子どもたちが作っているところには参加できませんでしたが、炊飯器に入れて焼き始めるところと、焼き上がって食べるところには居合わせたので、「園長先生は食べるときになるとやってくる。」と子どもたちにひやかされました。
食べるときには、切り分けたケーキにフルーツ、ホイップクリーム、チョコレートなどをトッピングして、思い思いの飾り付けをしてから食べていました。ホイップクリームがリッチなケーキの味をまろやかにしてくれて、とてもおいしくできていました。
後でスタッフから聞いたのですが、カボチャが嫌いだった子が、とてもおいしく食べられたようで、家でも作りたいのでレシピを教えてほしいと言っていたそうです。これをきっかけにカボチャが食べられるようになると良いなと思いましたし、家で作って家族と一緒に食べようと思ってくれていることが嬉しいと思います。他にレシピがほしい子はいないかと尋ねてみたら、参加者全員がほしいと言ったので、配布したそうです。
冬至にカボチャを食べると、風邪をひかないなどと言われますが、野菜の少ない冬にカロチンやビタミンの多く含まれるかぼちゃを食べ、風邪などへの抵抗力をつけるという意味があるようです。なぜ、冬至にカボチャを食べるのかという、子どもの疑問から、子どもたちとそれを調べてゆくうちに、どうやらクリスマスも元々は冬至と関係があるらしいことがわかったそうです。
いろいろな意味で美味しいクリスマスケーキ作りになりました。スタッフの企画力と子どもの疑問をうまく拾って形にしてくれたおかげです。