園長ブログ

楽しみ力

2013/12/27

今年のクリスマスは終わってしまいましたが、子どもたちにクリスマスってなんの日?と聞くと「サンタさんからプレゼントをもらう日!」ほとんどの子がそう答えます。その中で、年長の女の子に、「誰かの誕生日なんやけど、誰やったかなー?」「あっ!キリスト様やったわ!」と言っている子がいました。前に話したことを覚えていてくれたのかもしれません。

クリスマスの日、子どもたちはサンタクロースからもらったプレゼントの話で持ちきりでした。やっぱり子どもたちには、クリスマスと言えばサンタクロースなんですね。子どもたちの家ではサンタがいろいろな登場の仕方をしたそうです。窓を開けてプレゼントを投げ込んでいったサンタクロース、よほど慌てていたようで赤い帽子が少し見えただけで、行ってしまったそうです。ママがサンタクロースを見たといっている子もいました。♪ I sow my mammy kissing Santa Claus ♪といった感じでしょうか。子どもだけではなく、お父さんにもお母さんにもプレゼントがあったご家庭もありました。サンタクロースも家によって訪れ方をいろいろと変えているようですね。子どもも大人もとっても楽しんでいらっしゃるご家庭の様子が感じられて嬉しくなりました。

いろいろなことをするときに「遊び心」ってとても大切だと思います。ことばを変えれば、楽しむということです。一つのことをやるにしても、「どうすれば楽しめるかな?」「こんなことしたら、子どもたちが興味を持つかな。」「きっと、子どもたちが驚くだろうなー!」なんて考えながらやれば、わくわくしてきます。少しくらい手間のかかることでもその手間が苦にならず楽しみになります。そして楽しく取り組むことができれば、良いことがたくさん生まれてきます。嫌々取り組んでもできることはできますが、あまり良いことになるようには思えません。いろいろなことを楽しむ力、楽しみに変える心の力、「楽しみ力」といってもいいかもしれません。これがあるとないとでは、その人の幸せ度も違ってきます。私たちは感情をもっていて、この感情というフィルターを通してものごとをとらえていますし、感情と共にいろいろなことを行っています。ものごとをとらえるときでも行うときでも、うれしさや楽しさ、ありがたさといった感情とともに行った方が、怒りや憎しみ悲しみ不平不満といった感情とともに行うよりずっと良いと思います。そういった感情がその場を雰囲気を作るからです。一人の懐く感情が波のように広がってゆくのかもしれません。ですから、いつもうれしさや楽しさ、ありがたさという波を出していたいと思います。

しかし、うれしさ楽しさとはいっても、あまりそればかりにとらわれるのも良くないかもしれません。できれば淡々と自分の感情が今どうなっているのか、しっかりと向き合って、うれしさや楽しさにも怒りや悲しみにも大きく振れすぎないように、感情にとらわれて流されてしまわないようにするのが良いのかもしれません。

スクロール