子どもたちが楽しんで作ったステンドグラスが鞍馬駅に飾られました。飾り付けは叡山電鉄の方が担当してくださいましたが、5歳児たちは飾り付けの様子を駅に見学に行ったようです。自分たちの作品が駅の天井からつり下げられるのを見て、嬉しかったことでしょう。45個近い作品を作りましたが、天井からつり下げると、それほどボリュームはありません。ひとり2つずつ作るか、作りたいという子どもは2つでも3つでも作ってもらえば良かったと思いました。
子どもたちはどう考えるのかわかりませんが、いつも乗り降りする駅だから、きれいにいしたいな!飾ってみたいな!という気持ちになってくれるといいのですが・・・そんなところから、こうやって飾るとおもしろい。こんな駅になるといいのにな。なんて思って、形に出来ると楽しそうです。
そうなるかならないかは、私(保育者)が子どもたちにどうやって提示するかにもよると思います。どうすれば子どもたちが自ら興味を持って、主体的に取り組みたくなるなるのかを考え、どんな環境を用意できるのかが大きな要素になって来ます。もちろんよく考えて、充分に環境を用意したとしても、子どもの興味が、保育者が思うように広がるとは限りません。そんなときには子どもの興味関心を優先し、それに沿った活動が展開できるように援助する必要があります。指導計画を立てて、計画通りに進めないといけないと思いがちですが、子どもの姿から始めて、それがどう展開するかを予測したり、子どもの心の声を聴きながら、臨機応変に対応してゆくことが大切になってくるのです。
今回は発表会の直前に取り組んだということもあり、充分に展開するには至っていませんが、少なくとも子どもたちはステンドグラス作りを楽しんでくれたと思います。まだまだできる事はありそうなので、取り組んでゆけると良いと思います。