先日、叡山電鉄の方から電話をいただきました。お話を伺ってみると、鞍馬駅を装飾するプロジェクトに子どもたちの力を借りたいというお話しでした。具体的な打合せのために来園して下さった担当の方が説明してくださったのは、駅を利用する園児や生徒が毎日乗降する駅を自分たちで飾るという企画を立ち上げるので、協力してほしい。沿線の同志社中学校や菊の花幼稚園、鞍馬山保育園がそれぞれ、八幡前駅、宝ヶ池駅、鞍馬駅で生徒・園児の手作りの作品展示や装飾を行い、沿線のクリスマスムードを盛り上げて、お客さまに楽しんでいただく。という企画なのだそうです。どんな方法で鞍馬駅を飾ればいいかなと考えていたら、叡山電鉄の方がステンドグラスを提案してくださいました。
100円ショップなどで販売しているガラス絵の具で透明のプラバンに絵を描きます。絵の具が乾くと、半透明になりステンドグラスのようになります。それをプラバンではなく、CDやDVDを入れるケースに描いて穴を開けて駅のつり下げられるようにするという構想です。話を聞いているとなかなかおもしろそうなので、私がやってみたくなりました。
まずは材料探しからです。100円ショップの中でも売り場面積の大きそうな所を狙って、あらかじめ電話で確認してから出向きました。最初に行ったお店では黒色がなくて赤、青、緑、黄色、赤の5色を購入、日を改めて別のお店に行ってみたら、黒の他に茶色もありました。次はCDケースです。オーソドックスな透明のものでも良いのですが、破損しにくいという理由で、半透明ながらポリプロピレン製の少し弾力のあるケースを探しましたが、どこのお店に行っても見つからず、結局透明なCDケースにしました。
材料が整ったら試作をしてみなくてはなりません。今回はCDケースのふたの部分だけを使うので、ふただけ外し、つり下げるための糸を通す穴を開けました。これが、充分に注意しないとすぐに割れてしまいます。3・4・5歳児の人数分40数個に穴を開けるのは意外と時間がかかりました。