園長ブログ

職員バンド 3

2013/12/18

職員全員でバンドを組んで、発表会で発表することになりました。保護者の方にお願いして作っていただいた楽譜が少しむずかしかったにもかかわらず、みんながんばって練習して、どんどんマスターしてゆきます。みんなとても忙しいのに、通勤途中に担当者の作ったCDを聞いたり、自宅で夜遅くまで練習したり、それぞれに努力していたようです。

みんな忙しいなか時間を作ってがんばっているんですから、私だってやらないわけにはいきません。CDを聞きながら、楽譜が読みやすいように書き足して練習してみるのですが、音楽苦手の私にはかなりのハードワークでした。

発表会前日、みんなで合わせてみると、初めて全員で合わせたにもかかわらず、結構いい感じではありませんか。私は、ついて行くのが精一杯というより、すぐに迷子になる(今楽譜のどこをやっているのかがわからなくなる)自分に嫌気がさして、ちょっと自己嫌悪というか嫌な気持ちになっていました。

家に帰ってもその嫌な気持ちが収まらず、心のもやもやを持って行くところがなくてイライラしたり、不機嫌になったりしていましたが、一通り葛藤したあとで少し心が落ち着いてきた時にこんな思いが浮かんできました。

みんなが、とても忙しいなか文句も言わず、それどころか半ば楽しみながら、がんばってここまで来た姿に触れて、みんながやってるから自分もやらなくてはいけないなんて思っていること自体が、みんなに対して失礼なのではないか。そう思ったら、いままで心にかかっていたもやもやの雲が少し晴れて、みんな、ステキな姿を見せてくれてありがとう!ぜんぜん気づけていなかった自分に気づきを与えてくれてありがとう!という感謝の気持ちにかわりました。そこからはなぜかスッキリして、「夜を徹してでも自分のパートをマスターしよう!」という気持ちに切り替えることができたのです。

でも、音楽の苦手な私が、気づくのが遅すぎる状態で、何時間かでマスターできるはずもなく、中途半端な状態で本番に臨むしかありませんでした。

スクロール