ギターサロンで、ギターやウクレレベースでセッションしたことを紹介してきました。みんなの目的が達成できるように、ひとり1人がそれぞれのできることで力を尽くす。ちょっと大げさかもしれませんが、チームプレイで目的に向かって取り組むということです。
ひとり1人違うので、やり方もちがう。だからこそ、なぜそうするのか、どんな目的を持ってそうしているのか、何をめざすのかという方向が、同じでなくては困ってしまいます。ギターサロンで言えば、「みんなで一つの曲を演奏する」ということが共有できていないと、一つの曲にならないのと同じです。その中でお互いに相手のことを考えて、誰かが困っていたら、待つことや、時には助けることも必要です。ギターサロンで初心者の私が戸惑っていたら、一緒に演奏してくれた人は待ってくれました。 「一つの曲を演奏する」という目標はわかりやすくて共有しやすいのですが、これが理念などになってくるとちょっと難しくなることがあります。
最近、当園の職員が全員で一つのことに取り組む機会がありました。(もちろん普段から、その姿勢で保育しているつもりではいます。)つい先日、生活発表会がありました。発表会では、子どもが歌や劇などを発表しますが、最後に保護者の発表と職員の発表が恒例になっています。保護者の皆様は、「子どもたちが力を合わせて発表しているのだから、保護者も何かしようという!」思いでダンスなどを披露していただくことが多いです。忙しいお仕事の合間を縫って、夕方に集まって練習してくださったり、家で練習しやすいように音楽や動画を用意したり、小道具を作ってくださったり、ほんとうに力を尽くしてくださっています。ありがたいことです。しかし、決して強制ではなく、できる人ができる形で参加して下さっています。
同様に職員からも子どもたちへのプレゼントや保護者の皆様へのお礼の気持ちで、歌や寸劇、楽器の演奏をしています。今年は担当者の発案で、職員バンドを作ろうということになり、それぞれに希望のパートを受け持って、一つの曲をみんなで演奏する事になったのです。