音楽が嫌いで楽器がとても苦手な私も、ギターサロンには楽しく参加することができました。これは、みんなでセッションしようという目的があったからだと思います。
どうして、自分は音楽や楽器の演奏が嫌いになたのかなと考えていたら、保育園に通っていた頃のことを思い出しました。課外活動でオルガンを教えてくれる教室があって、しばらくのあいだそこで習っていましたが、先生が厳しくて、あれをやりなさいこれをしなさいと言われるのが嫌になったという思い出があります。もともと向いていないのだと思いますが、それがきっかけで、嫌なイメージをもってしまい、苦手意識に繋がったような気がします。こんな自分の体験からも、子どもたちを○○嫌いにしないように気をつけてゆきたいと思います。
みんなで力を合わせて一つのことに取り組むことって、楽しいことなのだと思います。私たち人間は、基本的にはそういう性質を持っていると考えます。社会を作り、助け合うという生き方を選択したことで、人間は発展し繁栄してきました。ですから、社会を構成するひとり1人が自分の得意なことで力を発揮し、みんなの役に立つというのが、人間にとっては自然な姿なのだと思うのです。みんなが同じことを同じようにするよりも、それぞれの持っている力を発揮した方が、良いのです。それは、ひとりひとりが違っているからです。
ひとり1人の演奏する楽器やレベルが違っても、ひとり1人が自分なりに精一杯やってひとつの曲を演奏するのって楽しいんです。上に書いた、みんなのが違うから良いというのとは少し意味が違いますが、今の自分のままで良いということ、自分もその仲間の一員であることが感じられるということもあります。みんなで合わせようと思えば、自分以外の人に心を運ぶ事が大切になってきます。自分の好き勝手だけでは、みんなで合わせることはできません。チームとしてやってゆくためには、それぞれがそれぞれを受けとめることが必要なのだと思います。
初めて参加したギターサロンは、私にとってとても楽しい時間になりました。このギターサロンに参加して思ったのは、みんながチームで何かに取り組むときに、チームのつながりを深めるのに役立つのではないかと思いました。
関係者の皆様、ありがとうございました。