先日、鞍馬小学校で学芸会が行われました。小規模校で児童数が少ないので、劇では子どもたちはひとり何役もしていました。少人数なので、学年の枠を超えた取り組みもあり、子どもたちは自然にそれぞれの役割を果たしていたように感じました。当園の5歳児たちも小学生から招待状を頂き、小学校を訪れました。見学だけではなく、出演してほしいという依頼だったので、何を発表しようかと、みんなで話し合った結果、運動会で踊ったダンスを踊りたいという意見が多く、そうなったそようです。舞台の上に上がった5歳児たちはとても堂々としていて、動きも大きく、力強く踊っていました。踊りたくてしょうがい、みんなに見ててもらいたいという思いが強かったのだと思います。
園児も小学生もそれぞれに力を発揮した学芸会が拍手に包まれて終わり、園児達は園に帰りましたが、私は小学校に残りました。鞍馬学区社会福祉協議会の主宰で、小学校の学芸会を鑑賞して、昼食をいただく行事があり、そのお手伝いのためです。例年、学芸会を鑑賞して下さった地域の高齢者の方に昼食を召し上がっていただき、小学生と交流したり、体操をしたり、健康講話を聞いたりといった内容で行われています。
昨年は、昼食後に小学生や先生方を交えてみんなでいろいろな遊びを楽しみましたが、今年は、この時間を使って小学生と一緒にみんなで認知症について学ぶ機会をもってみることになりました。市原地域包括支援センターさんにお願いして、小学生向けのプログラムを行っていただき、まず紙芝居形式の映像を見ました。主人公の小学生が、おばあちゃんの不思議な言動に疑問をもつことで、認知症ということを知り、「おばあちゃんにはできないこともあるけれども、できないことはぼくが手伝ってあげよう。だって、大好きなおばあちゃんは、おばあちゃんだもの。」と大好きなおばあちゃんは大好きなおばちゃんのままなのだから、おばあちゃんができなくなったところは自分がサポートしてあげようと考えるようになったという内容でした。
この映像を見て、小学生達は何を感じたでしょう。