1億数千万年前の地層からみつかった様々な化石のなかに恐竜の化石もありました。
最初に見つかったのは小型肉食恐竜の歯だったそうです。恐竜博物館には、「福井の恐竜」コーナーがあり、福井で見つかった恐竜に関する研究成果が展示されていました。
カルノサウルス類と考えられる肉食恐竜、フクイラプトル(フクイラプトル・キタダニエンシス)、イグアノドン類の草食恐竜、フクイサウルス(フクイサウルス・テトリエンシス)、日本で最初に学名がつけられた竜脚類、フクイティタン(フクイティタン・ニッポネンシス)、日本で最初に学名がつけられた竜脚類、ドロマエオサウルス類など、学名が付けられた3種を含む6種類の恐竜の存在が明らかになったとありました。
1億年も前というと、その時間の長ささえ想像できませんし、恐竜のような生き物がいたこと自体がどこか不思議な感じがします。恐竜の化石の発掘というと、どこか遠い国での話のように感じられて、こんなに近くに発掘現場があってたくさんの化石が見つかっているのがどこか不思議です。
恐竜博物館の一帯は、かつやま恐竜の森という公園になっていて、様々な施設があることは既に書きましたが、そのひとつに「どきどき恐竜発掘ランド」というのがあります。ここでは化石発掘体験ができるのです。実際の発掘現場から運んでいた石をタガネとハンマーで割って化石を探すという体験です。どこで知ったのか、子どもがこれを体験したいと言っていたので、事前に調べたら、予約が必要で、その時点で予約はいっぱいになっていたので諦めていました。当日、会場に行ってみると、大人用の体験時間枠が追加で設けられていたので、帰りの列車の予約を変更して申し込みました。この時期を逃すと、冬期は雪のため来春まで化石発掘体験はできないのです。