おたのしみかいでは、学童保育に来ている小学生達がひとつのコーナーを担当していました。小学生達が担当の先生を交えてみんなで考え、この日のためにいろいろと準備してきたのでした。
コーナーは「てんてん遊び」と呼んでいる、キッチンペーパーと水性ペンを使ってカラフルな模様を作る製作遊びです。コーナーを訪れてくださった方が、製作をして楽しめるように、何が必要か、どう提示すれば園児達にも取り組みやすくおとなも楽しめるのか・・・などいろいろと考え、10月は一所懸命に準備に取り組んでいたようです。
他の大切な予定がある日でも、「準備をしなくては!」と予定の時間ぎりぎりまで、学童保育を行っているめぐみ精舎にいてくれた女の子もいました。それほどまでに、やらなきゃ!という前向きな気持ちでいてくれることがとても、嬉しく思いました。みんなにも頼りにされていたのかもしれませんし、自分の好きな分野のことだったからかもしれませんが、どちらかというと控えめなおとなしい女の子なので、そんな気持ちでいてくれることを担当の先生から聞いたときは、その子の気持ちの強さが伝わってくるようでした。自分がやらなきゃという責任感や、自己有用感のようなものを感じてくれているように思いました。
小学生達が気持ちを込めて作ったからでしょう。てんてん遊びコーナーは盛況でした。どんな子も楽しんで取り組んでいたのはもちろんですが、とても真剣な顔つきで一所懸命に作っていらっしゃる保護者が多かったのには驚きました。準備をした小学生達も嬉しかったことと思います。
どんな人にでも相手にわかりやすくするためにはどうすれば良いかをよく考えて、上手に接客していました。1歳児のお手伝いをしていた男の子はできるだけ相手の子が自分でできるようによく考えてサポートしていたのが水性ペンのキャップを外すのがむすかしかったら、そこだけ手伝ってあげるなど、相手のことをよく考えてくれていたように思います。
みんなそれぞれに楽しめた「おたのしみかい」になりました。ご協力下さった皆様ありがとうございます。