保護者の皆様と力を合わせて企画して形にしてきたおたのしみ会は、様々なコーナーを子どもと保護者がいっしょに巡って楽しみます。4・5歳児は交替で各コーナーのスタッフにもなります。
そんなコーナーの中で絶対に外せないのが食事コーナーです。主食はおにぎりを自宅で作って持ってきていただき、園では具だくさんの味噌汁を作って召し上がっていただくのは昨年と同じです。調理担当者が、味噌汁の具の一つに星形に型抜きしたカボチャを使っていました。スタッフになった子どもたちは、「いらっしゃいませ」といいながら、人数分の味噌汁を各テーブルまで運びます。開店時間から閉店時間の間の自由な時間に食事を楽しんでいただきます。天気が良ければ、園庭で召し上がっていただことができるととても気持ちよいのですが、台風27号の影響で天気が不安定だったので、今年は食事コーナーは2階に変更されました。
1階には、玉入れコーナー、スマートボールコーナーがあります。先生が知り合いのところから手作りのスマートボール台を2台借りてきてくれました。幅90センチ長さ180センチくらいの大きさで、ボールはゴルフボールでした。よく考えて作ってあります。
楽しそうだと思ったのは風船の部屋です。たくさんの風船が部屋いっぱいにあって、子どもたちは風船を放り上げたり、風船の海で転げ回ったりして思う存分楽しんでいました。
2階の廊下には、保護者の発案で暗幕が張られ、ブラックライトやプラネタリウムコーナーができていました。ちょうど直前に研修で訪問した保育園では、イタリアのレッジョエミリアに学び、子どもが光に興味を持ち、光と闇の不思議さを感じる事ができるようにとのねらいで作られた暗い部屋がありました。その部屋を見学させていただいて、とても興味を持ったところだったので、自園のこの場所がこうなるのかと、ある意味感心しました。保護者の皆様と先生達のチームプレイが生み出した発想なのでしょう。
いつも同じだとそれがあたりまえになってしまって、なかなか新しい発想が生まれてこないものですが、子どもたちの興味関心を高め、こどもが遊び込める環境作りという視点であらゆるところを見つめ直し、変化させ続ける必要性を感じました。