翌日、きれいに晴れあがり、美しい青空の下でのおいもほりになりました。土の中のいもを最初から子どもたちが手で掘り出すのは大変なので、大人があらかじめスコップを使って少し掘り起こしておきます。しかし、子どもによっては大人に手伝ってもらわずに自分の手で掘り起こしたい子もいます。その子達のためにいくつかは掘り起こさないでおきます。「大人に手伝ってもらわずに掘ってみたい人は挑戦してください。」というと何人かが取り組んでいました。前日の雨で、少し土が硬くなっているので、子どもたちには無理かなとも思いましたが、最初から無理と決めつけてはおもしろくないので、子どもたちに任せたら頑張っていました。
少し掘って、いもが見えると引き抜けるかと思って引っ張ってみる子もいますが、そう簡単には抜けません。いもの全体が見えるくらいまで土を掘らないとうまく取り出せないのです。いもが大きければ深く掘らなくてはならず、30センチ以上掘ることもあります。ですから、やり始めたものの途中で諦めてしまう子もいます。あきらめそうになっている子でも少し励ましたり、友だちに手伝ってもらうように促したり、大人が少し手伝ったりして、掘り起こせると、また次に挑戦する姿がみられます。
そんなときでも、すぐに大人が手伝うのではなく、友だちに手伝ってもらうように促すことで、子ども同士の関わりの機会を増やすことが大切です。