畑の大豆はあまり実りませんでしたが、数少ない実を来年に向けてしっかり登熟させようと思います。しかし、枝豆が食べられなかったのは残念でした。これは私が、気にかけて適切に世話しなかったからです。
花の咲いていたニンジンはどうなったでしょうか。花が咲いていた辺りをいくら探しても、それらしいものは見つかりませんでした。もし、どこかにあったとしても長く伸びた他の草に紛れて、見つけることはできませんでした。種をとるはずが失敗です。これも私が気にかけていなかったからです。
その他のニンジンはどうなったのでしょう。目印に立てておいた竿を頼りに、注意深く竿のまわりのくさを苅ってゆきます。そうしたら、ひょろ長いにんじんの葉らしきものが何本か見つかりました。それをたどってみると、みんな同じ所から生えているのです。こんな草の下敷きになっても、元気に育ってくれたことは驚きです。
前回同様、一つだけ掘り起こしてみました。そうしたら、全長10センチ足らずのかわいらしいニンジンが出てきました。ちゃんとニンジンが育っているのです。あと一株残っているのですが、どうしようかと思いながら、今はそのままにしてあります。そのニンジンを食べてみると、なんとも濃い味がします。とても甘いなかにもニンジン臭さというか、ニンジン独特の風味が口いっぱいに広がりました。小さいけれども、味が凝縮されているという感じです。試しに茹でてみたら、ニンジン臭さが少し和らいで、甘さが増したように感じました。少しまとまった量が収穫できて、子どもたちと食べてみるとおもしろいかもしれません。そう考えると、花の後に種を取ることができなかったのが痛手です。