園長ブログ

気にかける

2013/10/03

   草だらけなってしまった畑

先月下旬、猿がやってきて園の辺りをうろうろしていました。子どもたちの遊んでいる園庭に侵入しては困るので、私が監視することにしました。しかし、ただ猿とにらめっこしていてもしょうがないので、畑の様子を見にに行ってみたら、ジャングル状態が進んでひどいことになっていました。入口までびっしりと生えた草が、私の顔くらいまでの高さに伸びています。草に阻まれて、草を刈らないと畑に入れないくらいですから、作物はどうなっているのかまったくわかりません。ここまで放っておいては、作物がかわいそうです。

    葉っぱ は元気な黒豆

猿の見張りも兼ねて、畑の草を刈ることにしました。鎌と剪定ばさみを使って、まず自分が畑に入れるように道をつけることからはじめます。そうして、ようやく入口近くの黒豆のところにたどり着きます。黒豆の葉は、虫に食われてたくさんの穴があいているものの、元気そうです。豆は実っているかと探してみますが、あまりありません。それでも少しは実がついていたので、大切に育てて種取りをしようと思います。                                            

   少しだけ実った大豆

黒豆ではない普通の大豆は、梅雨前の5月10日に種まきしたものと7月上旬に種まきしたものとがあります。早く蒔いたものは当然大きく育っているのですが、実があまりついていません。7月に蒔いた方は、あまり大きくなってない割には先に植えたものに比べて、実の付き方が良いようです。いずれにしても、全体的に実は少なめで、昨年のように枝豆をたくさん食べるということはとてもできません。

種の元気がなかったのか、種まきの時期の問題なのか、間引かなかったのがいけないのか、私には何が原因なのかはっきりとはわかりませんが、もう少し気にかけてあげて、草を刈った方が良かったことは間違いありません。結果的に放任してしまったのでしょう。作物だって自力で育つためには気をかけ、声をかけ、しすぎない程度に世話をしてあげる必要があります。適切な距離感で、見守る必要があるのです。いくら自然農法といっても、ただ植えっぱなしにしたのでは充分に育つことはできないのかもしれません。子どもも、ただ遊ばせているだけでは、しっかりと育たないのです。

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