園長ブログ

鞍馬小学校運動会

2011/09/19

鞍馬小学校で運動会が行われました。前日の夕方にひどい雨が降ったので、延期かと思っていたのですが、当日は朝から晴れ間ものぞくまずまずの天気でした。

会場で体育振興会の会長様にお目に掛かったので、当園の運動会を観覧いただいたことのお礼を申し上げると、「保育園の目指していらっしゃることがよくわかる、すばらしい運動会でした。」とのお言葉を頂き、感激しました。私たちにとってはとてもうれしいことばです。

子どももおとなも、みんなで準備体操

鞍馬では昔から小学校の運動会の日に合わせて、体育振興会主催の地域住民のための区民運動会が行われています。以前は午前中に小学校の運動会、午後から区民運動会という形で開催されていました。私が小学生の頃は学区内がいくつかの地区に分かれて地区別対抗でいろいろな競技が盛大に行われていました。最近は各種団体ごとにチームを作って皆さん楽しんでいらっしゃいます。

     全力で走ります

ところが、近年、小学校の児童数が激減したこともあって、3年ほど前から、小学校と区民運動会が朝から合同で競技を行う形になりました。ですから、プログラムには小学生の徒競走はもちろん、小学生が保護者と一緒に玉入れや綱引きをしたり、小学生対来賓の綱引きがあったり、各種団体対抗の大玉転がしがあったりと、とても多彩かつユニークな形で競技が行われます。小学生と保護者、小学校の先生方そして地域住民がみんなで同じ時間を過ごし、同じことで楽しむことができる一体感のある運動会だと思います。小学校の先生方も、楽しみながら参加されている様子です。特に今年は、とてもふんわりと温かな雰囲気のある運動会だと感じました。

      親子で綱引き

これも、多くの皆さんの熱い気持ちや懸命な努力に支えられているからこそだと思います。特にPTAの保護者の皆さんがとても積極的で、いろいろな行事に楽しんで取り組んでいらっしゃることが大きいのかもしれません。京都市小学校PTA連絡協議会左京区北部支部の行事のなかに、各校PTAのコーラス発表会が毎年あります。先日その練習があったそうですが、とてもたくさんの保護者が積極的に参加され、活動を楽しんでいらっしゃると聞き、すばらしいことだと思いました。ともすれば敬遠されがちなPTA活動ですが、保護者が積極的に一体となって活動を楽しむ姿勢が、学校のやわらかく温かな雰囲気の源になっているのではないかと思います。

地域のみんなが一体となって、子どもたちを見守っている。そんなまなざしを感じながら子どもたちはすくすくと成長しています。惜しいことはただ一つ、このすばらしい環境を享受できる子どもの数が少ないということです。

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