園長ブログ

子どもの興味

2013/08/23

地蔵盆を前に、童形六体地蔵尊のおみぬぐいをした5歳児たち。石像についた汚れや苔を小さなブラシで丁寧に落としていました。ずいぶんと時間をかけて丁寧にしていたようで、お昼ご飯の時間になってしまったので、まだ続けたかったけれども仕方なく終わったという感じでした。

おみぬぐいを終えて園庭に戻ってきた5歳児たちが、声をそろえて「園長先生」と呼ぶので、お地蔵さまがきれいになったから見てほしいというのかと思いながら園庭に行ってみると、6体のお地蔵さまがいろいろなものを持っているようだけれども、何を持っているのか教えてほしいというのです。

どうやら、おみぬぐいをして近くでよく見てみると、普段拝んでいるだけでは気付かない細部に気付き、興味を持ったようです。普段は前垂れをつけていらっしゃるのを取り外したので、よく見えたこともあると思いますが、いろいろなことに興味、関心を持てるところがこどもたちのステキなところです。

子ども 「これは何?」
園 長 「柄香炉といって、良い香りのするお香を焚くものだよ。」
子ども 「このお地蔵さまは何を持っているの」
園 長 「なんだと思う。」
子ども 「お数珠!」
園 長 「そうだね。」
子ども 「この桃みたいなのは何?」
園 長 「それは宝珠って言って、宝の珠っていう意味なんだよ。」

子どもの質問は尽きることがありません。
子どもの興味関心がどんどん広がるにはどう答えると良いのか?よく考えて言葉を返した方が良いのですが、ついつい説明ばかりしようとしてしまいます。

ことばで説明しましたが、伝えるのは難しいこともあるので、実物があるものは実物を持って来て見せてあげようと思います。

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