猛暑が続いています。8月12日の京都の最高気温は37.3度でした。鞍馬でも30度を超える時間帯があったと思います。ところが昨日までとは打って変わってずいぶん過ごしやすかったのは、湿度が50%、時には45%くらいになっていたからです。気温は高いにもかかわらず、とてもさわやかで、昨日までの蒸し暑さがうそのようです。そして夜になると、一段と暑さを感じなくなりました。ペルセウス座流星群の出現が、12日深夜から13日未明にかけてピークを迎えるといわれていたので、外に出て観察していたら肌寒くなってきて、あわてて長袖を着ました。それでも涼しかったくらいです。これほど変化が激しいと身体がついて行かなくなりそうですが、過ごしやすくなってありがたいことです。
学童保育を行っているめぐみ精舎も日中とても快適でした。そんな快適な部屋で、映画鑑賞会が行われました。前にも紹介したようにあらかじめ提示されていた3つの候補から実際に観る映画1つを選ばなくてはなりません。当日参加していた子どもたちは8名でしたが、最初は見事に3つのグループに分かれ、あれが観たい、これが観たい、それはイヤだと言い合っていましたが、そのうち候補は2つに絞られたようです。ところが5人対3人に分かれて、どちらを観るのかなかなか決まりません。
そこで、担当者の提案で、お互いにプレゼンテーションをして相手を説得てみることになりました。与えられた時間は3分。その時間ををうまく使って、自分たちが観たい映画のおもしろさを相手に訴えます。作戦タイムに誰がどうプレゼンするのかを考えます。5人のグループは、1人36秒ずつ話すという作戦をたて、低学年の子から順番に自分の意見を述べていました。学年が上がってくると、自分の見たい映画のどこがおもしろそうか。そして対立候補の映画はどこがつまらなさそうかなど、スタッフが作った情報量の少ないチラシから想像して、なかなか説得力のあるプレゼンテーションをしていました。
お互いにプレゼンテーションをしたあとは全員が投票しましたが、結局プレゼンテーションで気持ちがかわった子はいなかったようで、5人のグループが推す「あらしの夜に」を鑑賞することに決まりました。映画が始まると反対意見の子も含め全員がとても真剣に見入っていました。
自分の意見を表明し、相手の賛同を得るようにするにはどうすればよいか?そんなことに挑戦する機会がもっとあると良いかもしれません。