おとまり保育を楽しんだのは子どもだけではなかったことを紹介しています。
子どもたちの楽しみにしているキャンプファイヤーだって、何とかして子どもたちを驚かせるような方法で点火したいという思いから、用務の先生が昨年考案してくれた自動点火システムを今年も使うことになりました。ただ、それを使うには、薪を組むときに細工をしておく必要があるので、あらかじめ準備をしなくてはなりません。鞍馬は涼しいといっても夏の午後の日差しはやっぱり暑く、炎天下で汗だくになって準備をしながらも、「仕事中にこんな楽しいことをさせてもらって良いのかな?」とニコニコしながら準備をしている先生の顔がとても印象的でした。
大人も遊び心いっぱいで楽しんで仕事をするからこそ、その楽しさが子どもに伝わるのかもしれません。とはいっても、おもしろおかしいだけで仕事をしているわけではなく、好きなことだけやっているわけではありません。どんなことでもいかに楽しむか。わくわくしながらできるかが、大切なのだと思います。「ついついやらなくてはならない!」と思ってやっていると、目がつり上がって、苦しくなってきますし、余裕もなくなってしまいます。忙しくても忙しさに負けてしまわず、遊び心を持って楽しめば、余裕が生まれてくるのだと思います。
そんなことを言いながら、私自身ついつい眉間にしわを寄せて、しゃかりきになってしまっていることがあります。そんなときには、できるだけ早くそんな自分に気付いて、余裕を持って笑顔で楽しみながら、仕事をしたいものです。自分を知って、自分を律する。まだまだその練習をする必要がありそうです。