まず、黒豆と普通の大豆がずいぶんと大きくなっていたのです。小さい間に間引いたり、世話をしようと思いながら、ついつい何もできないままになって、そのまま育ったので、2本の大豆がすぐ近くに生えている状態です。それでも、背丈は40センチメートルくらいになっていました。
近くに、こちらもあまり世話をしなかったトウモロコシが種を蒔いた分だけ芽を出し、林立していました。背はあまり高くなっていません。間引いてないからだと思います。
種を取ろうと、トウモロコシの近くにそのままにしていたほうれんそうは、どこを探しても見当たりません。どこに消えてしまったのでしょうか。
黒豆とトウモロコシを植えた場所には、名前を知らない草が生い茂り、黒豆の背丈に迫る勢いでした。それを見て思い出したのは、黒豆と黒豆の間に種を蒔いたトマトです。小さな双葉が出ていたことは確認したのですが、背が高くなった草に阻まれて消えてしまったのかと思いました。草をそっと分けながら探すと、2株のトマトが、草に埋もれそうになりながらもけなげに伸びようとしているのを見つけました。「草に負けるな!がんばれよ!」と声をかけながら、まわりの草を少し刈っておきました。
そういえば、にんじんはどうなったのかと思って探してみると、一つの茎がとても伸びていて、先に白い花をつけています。以前見たときは葉っぱが少し大きくなりすぎているのかなと思っていたくらいだったのに、こんなに早く花がつくのが信じられないくらいでした。
この時期の畑は1週間でずいぶん様子が変わる者です。畑の中のいろいろな生き物が、それぞれのいのちを精一杯生きていることが感じられる、小麦の収穫でした。