久しぶりにお休みをいただいて東京に行ってきました。東京には研修で行くことが多いので、他のことをしている時間はありませんが、今回は全くプライベートです。土曜日に園での会議が終わってから8時の新幹線に乗り、その日のうちに東京へ。日曜日は三男のリクエストで、東京タワーに行ってみました。東京タワーに行くのは何十年ぶりでしょう。
東京タワーは、1958年10月14日竣工ですから、55年ものあいだ頑張ってきたことになります。当時、放送用の電波がより広範囲に届くように高い電波塔の建設が必要とされており、建設されたそうです。高さは333メートル、150メートルの所に二層になった大展望台があります。
先ずはそこへ登りましたが、思ったより来場者が多くてしばらく並びました。東京タワーを訪れる人は少ないのかと思っていたのですが、そうでもありません。250メートルのところには特別展望台というのがあり、大展望台から更にエレベーターで上に登るのですが、そのエレベーターに乗るのにも30分ほど待たなくてはなりませんでした。整理券が発行されるので、待ち時間に大展望台からの眺望を楽しむことができます。大展望台の1階には、ルックダウンウインドウなるものがあり、床がガラス張りになっていて真下が見えます。私はどうもその上に乗る気にはなれませんでしたが、子どもは平気で乗っていました。
また、タワーから地上に向けてワイヤーが張ってあったので、何に使うのかと思っていましたが、どうやら資材の運搬に使うためのワイヤーのようです。
タワーのいろいろなところに足場が組んであったのが気になっていたのですが、塗装工事のための足場だったようです。約5年に一度塗装工事が行われるそうで、ちょうどその期間にあたっていました。古い塗装をおとし、下塗り、中塗り、上塗りの工程は、すべて職人さんが刷毛を使って手作業で行うそうです。特別展望台に塗装作業中の写真がありましたが、あんなに高いところでいのち綱一本を頼りに作業を行うなんて想像もつきません。
使う塗料の量も大変なもので、「総塗装面積94,000㎡に使うペンキの量は、34,000リットル、延べ約4,200人が作業に当たります。ちなみに使用する塗料を石油缶(18リットル缶)に置き換え、縦に積み重ねると東京タワーの2倍の高さになります。」とオフィシャルホームページにありました。
いろいろなものが、多くの人によって支えられているのですね。