気温が乱高下しています。5月9日の最高が30.2度10日の最高気温は21.1度で、9.1度の差、5月9日は最低気温が8.6度だったので、1日のうちでも21.6度の気温差です。5月15日の最高気温が29.3度、翌16日は22.8度でした。南風が吹いて暖かい空気が入ってくると気温が上がり、北風の日は気温は低くなる。あたりまえといえばあたりまえなのですが、それが実感できます。「今日は暑いね。」と言っていたと思ったら次の日には「今日は寒いね。」という感じです。
今年は自然の生き物たちも、戸惑っているようです。ようやくウグイスがさえずり始めましたが、あまり上手ではありません。タゴガエルというカエルも昨年は5月のはじめに鳴き出していたのですが、未だに声が聞こえません。
どうも気温が落ち着きませんが、これからだんだん暑い日が多くなってきて、熱中症も心配されます。身体が暑さに慣れていないこの時期や、気温がそれほど高くなくても湿度が高い梅雨の時期には注意が必要です。また、室内でも熱中症が発生しています。
環境省が熱中症予防情報というのを5月13日から発表しています。従来は6月1日からだったものが、今年は発表時期を早めたようです。この熱中症予防情報には、「暑さ指数(WBGT)」という指数が使われます。これは、気温だけでなく、湿度や日差しなどの輻射熱をも考慮に入れた指数で、この指数が高いと熱中症にかかる人が増えます。つまり、気温や日差し(日射量)が同じでも湿度が高いと、暑さ指数(WBGT)は高くなり、熱中症にかかる人が増えるのです。詳しい情報は「環境省熱中症予防情報」(http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php)を参考にしてください。
確かにこういう指数が出ると、数値化されるのでわかりやすくなってありがたいと思います。それと同時にそれぞれが自分自身で感じる力も高めたいものです。熱中症の原因は、外的な要因だけではなく、睡眠不足など、自分自身に起因することも多いので、自分の今の状態をよく知った上で、暑さ指数などを有効に活用すると良いと思います。