園長ブログ

子宝

2013/05/12

大森貝塚を発見したことでも有名なアメリカの動物学者、エドワード モースは明治10年に初めて来日しましたが、日本の様子を見て「世界中で日本の子どもほど親切に大人から扱われている生き物はいない。こどものために深い注意が国全体で払われている。日本は子どもの天国である。」といった。ということを「世界一受けたい授業」武田鉄矢先生の新・教育白書で紹介していました。

現代はどうでしょうか?日本の子どもたちは大人から親切に扱われているでしょうか?国全体が子どものために深い注意を払っているでしょうか?この国は子どもの天国であり得るでしょうか?

日本には「子宝」ということばがあるように、子どもを宝だと考えていた。「子どもを宝として扱っていると子どもが宝になる。子どもを鞭で扱うと、子どもは動物になる」番組の最後に武田鉄矢さんのおっしゃったことばが印象的でした。

寺子屋が普及した江戸時代の日本の教育は世界的にも大変優れており、識字率も就学率もかなり高かったようで、明治期の識字率は世界最高水準だったそうです。

子どもを大切に育ててきた先人の智恵に学ぶところは多いのかもしれません。

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