美しかった八重桜も少しずつ花びらが風に舞うようになり、あざやかだったシャクナゲの花も色あせてきました。もみじの花も咲き終わり、葉が大きくなって、幼くやわらかい萌黄色から、若々しく溌剌とした若緑になってきました。園の前を歩いていると、薄緑色の光に包まれ、若葉から生命力を分けてもらっているような気になります。秋の紅葉も美しいのですが、今の季節のもみじもとても美しく、私は好きです。もみじの緑が目立ちますが、様々な木々も芽吹いています。
山ではアケビの花が咲いていました。毎年春に花が咲いて秋には実が実るので、何とかして子どもたちに見せたいと思うのですが、いつの間にか何者かに取られてしまうので、今年こそは何とかしたいと思っています。
アセビは赤い新芽をだし小さな白い花が美しく咲いています。
園庭では舞い降りたモクレンの花びらで子どもたちが遊んでいますし、小さくてかわいらしいグミの花がたくさん咲きました。
去年はグミの実が成ったのですが、これも何者かに食べられてしまいました。今年は食べられるでしょうか。ついこの間までつぼみだったヤブツバキの花がたくさん開きました。子どもたちは大人に頼んで花をとってもらって椿のみつのほのかな甘さを味わっています。
ケヤキも芽吹いていますし、ムクノキも小さな葉っぱが顔を出しはじめました。葉っぱの付け根には小さな花芽も付いています。シャガの花も咲いています。
子どもたちが季節の変化を感じ、興味を持てるように工夫して、自然を楽しんでゆきたいと思います。