園長ブログ

築山

2013/04/12

新しい年度がはじまり、園内もいろいろなところが少しずつ変わりました。各保育室では様々な工夫がされています。

先日、園庭にある築山移動計画が持ち上がりました。といってもそんなに大げさなことではなく、石垣に添って盛ってあった砂を園庭のまん中に盛り直そうという計画です。用務員さんが発案して、みんなの意見を集めて実行しました。スコップを使ってひたすら山を崩しては砂を移動してゆきます。作った頃は大きかった築山も砂が少しずつ流れて今ではずいぶん小さくなりました。そうはいってもスコップで掘っては新しい場所に移動するのは大変なことです。男性の職員が2人がかりで作業しましたが、2人ともすぐに腕や肩が痛くなったようです。実際に土や砂をいじるのは、見た目より重労働です。それでも、こどもたちがお昼寝をしている間に何とか完成したようでした。

夕方、保育園に戻ってみると、こじんまりとかわいらしい築山が、まん中にちょこんと座っています。よく見ると、なんと築山のてっぺんから滑り台がにょきっと生えているではありませんか。何のことはない、移動可能な滑り台の階段部分を土に埋めただけなのですが、発想のおもしろさと、ずっと前からあるべくしてそこにあったような違和感のなさが驚きでした。

お昼寝から起きてきた子どもたちが、集まって来たことは想像に難くありません。
それ以降も山の斜面に階段とも言えない足がかりができていたり、子どもたちが遊びを発展させるにしたがって、築山も少しずつ姿を変えています。
「園庭は生き物」を合い言葉に、もっともっと楽しい園庭にしてゆきたいと思います、

スクロール