4月6日には入園式を行い新入園児さん達が元気に入園してきました。入園式はあいにくの雨、天気予報は台風並みに発達した低気圧が通過するため、春の嵐になるという予報でしたが午前中はそれほどひどくならずに入園式も無事に終わりました。
ところが午後に食育会議をしていたら、聞いたこともないような風音が鳴り続き、大きな木がゆさゆさ揺れて、あらゆる葉っぱが宙を舞います。たびたび話しを中断して外の様子をうかがうほどでした。
それほど強い風雨でしたが、お陰様でいたるところ杉の葉っぱだらけになったくらいで大きな被害もなく無事に過ごすことができました。ありがたいことです。
今日、保育園のまわりのさくらがようやく八分咲きくらいになりました。お寺の本殿前は、ほぼ満開です。あれだけ激し風雨だったので、咲き始めのさくらもほとんど散ってしまったのではないかと心配しました。嵐の翌朝さくらを見てみると、雨風に打たれ、少しくたびれた姿にはなっていましたが、ほとんどの花が元気に咲いています。あれだけの風雨に耐えたのだと思うと、そのけなげさがとても凛々しく、愛おしささえ感じられました。
さくらの花というとはらはらと舞い落ちる可憐なイメージを持っていましたが、あれほどの風雨に耐える強さも持ち合わせていることがわかりました。
咲き始めの花は強いのでしょう。花には花の役割があって、その役割を全うするまでは、何があっても耐え抜くのかもしれません。
美しく、そして強い。そんなさくらの花を見ていたら、「おまえは全力で自分の使命を果たそうと努力しているか」と問いかけられているように感じました。