新しい年度がはじまり、子どもたちはとても嬉しそうに登園してきました。ひとつずつ大きくなって、クラスがかわることがうれしくてしょうがない様子です。本当に大きくなったように見えるのが不思議です。喜びと自信に満ちあふれているからでしょうか。朝、出勤途中に登園してくる子どもと園の近くで一緒になりました。「わたしきょうから○○ぐみやで!」誇らしげに伝えてくれる笑顔が、微笑ましさを越えて心に染みこんできます。
しかし、中には少し緊張した面持ちの子もいます。子どもは環境の変化に敏感です。とっても不安になってしまう子がいるのも事実です。そんな子には、そっと寄り添ってあげる必要があります。
この時期は、とっても嬉しくてテンションの高い子もいれば、ちょっと不安な子もいるので、落ち着かない雰囲気になることがあります。そんな子どもたちの様子を配慮して、先生達は落ち着ける雰囲気を作るよう工夫していました。
いつも思うことがあります。普段の保育ではあまりクラスの枠にとらわれずに活動していますが、このときはクラスを意識します。例えば、年長になったらあれができる、これがしたいという子どもたちの憧れや期待があるのです。それが意欲に繋がってゆきます。
家で「○○ぐみになったら一人で寝る」と自分で決めていた子もいたようです。年度の変わりクラスがかわることが、子どもたちの前向きな気持ちに繋がるのなら、嬉しいことです。