園長ブログ

道徳 6

2013/03/29

子どもは、自分に影響を及ぼす物事について自由に自分の意見を述べることができる機会を保証されるべきです。ですから、いじめについて話をしたり、何かを決めるには子どもが意見を述べる機会がないといけないと思うのです。結局、いつも大人が決めて子どもに押し付ける。子どもにやらせる。ということが多いと思います。道徳の教科化、加害者への厳罰化もそういうことなのではないでしょうか。大人の都合から大人の目線で見て、子どもたちにやらせようということが多いように思えてなりません。

いじめは子どもたちの悲鳴です。多様な価値観といいながら、勉強ができるというひとつの価値観だけで判断し、テストで高い点を取れることを目指して競争ばかりすることに、子どもたちは疲れているのではないでしょうか。

そもそも、私たちはなぜ子どもを育てるのでしょうか、今何のために子どもを育てるのでしょうか。保育園や学校の役割って何でしょうか。学力って何でしょうか。いつも原点にかえって考え続けることが必要だと思います。

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