朝の冷え込みはまだまだ厳しく、今朝の気温は1度でした。2日ほど前は氷点下3度で真冬並みの冷え込みでした。園庭の水道が凍結しないように水を抜いているのですが、まだしばらく復旧できそうにありません。それでも昼間はずいぶん暖かくなりました。お寺の本殿前にある紅梅も昨日からちらほら咲き始めました。白梅はまだもう少し時間がかかりそうですが、春は一歩ずつ確実に近づいています。
虫眼鏡で太陽の光を集めてあそんでいるあいだに、やきいもが焼けたようです。火の中から取りだして、竹串をさして焼けたかどうか見てみようとしましたが、竹串がなくて、用務員が小枝を削って竹串のようにしていました。
どうやら焼けているようなので、アルミホイルと新聞紙を外すと、中からまるで蒸したようなきれいなさつまいもが顔を出しました。半分に割ろうとすると割りにくいくらいのやわらかさになっています。もう少し力を入れて割ると、中は黄金色でとろとろです。子どもたちは、思わず「ぅわー!」と声にならない歓声を上げます。こちらも「おいしそー!」とことばが口をついて出てしまいました。本当においしそうです。こんなにおいしそうに焼けたのはめずらしいことです。20本近く焼いたおいもは多少の差はあるものの、どれもうまく焼けました。
子どもたちは園庭の思い思いの場所に友だちと座っておいもを味わいます。大人もいただくことにして、室内にいる職員にいくつかお裾分けをしたあと、食べてみました。とろけるようなやわらかさと、まったりした甘さが口の中に広がり、思わず笑みがこぼれます。子どもたちも黙々と食べてお代わりまでしていました。とってもおいしかったやきいもを子どもたちと焼いて一緒に食べることができてとても幸せでした。また、挑戦したいと思います。