琵琶湖博物館では、まず、「かわいいモンスター」〜ミクロの世界の新発見〜という企画展示を見ました。例年は最初にディスカバリールームという体験型展示の部屋に行くのですが、「小さなモンスター」というコピーに惹かれたのか、子どもたちの足は企画展示室に向いていました。琵琶湖博物館の研究により、琵琶湖や滋賀県から発見されたカイミジンコやヨコエビ、イタチムシなど小さな生き物の新種や新記録について紹介する展示です。子どもたちは小さな生き物のめずらしい姿に興味を持って見ていましたし、身近なところで、多くの新種が発見されていることに私自身、驚き、興味を持ちました、
続いて訪れたのがディスカバリールーム。展示を子どもたちが体験することで学ぶことができるようになっています。ディスカバリールームの解説にはこんなことが書いてあります。「展示には文字による解説がほとんどなく、スタッフも展示の内容についての説明はしていません。 あくまでも、子どもたちがみずから好奇心をもって、自主的に何かを発見することが、この展示室の最大の目的なのです。」
例年子どもたちに人気なのは、昔の台所を体験できる「おばあちゃんの台所」でままごと遊びをすることが多いのですが、今年の子どもたちはあまりそこには興味を示さず、「にんぎょうげきじょう」で人形劇を演じていました。発表会で発表した「さるかに合戦」を何度も見せてくれました。
まだまだ遊び足りない様子の子どもたちに、声をかけて水族展示室へ。琵琶湖固有種をはじめとした淡水に住む魚や他の生き物に会いに行きました。オオサンショウウオをみつけたり、カイツブリが潜水して餌を取るようすなどを興味深く見ていましたが、やはり身体の大きなチョウザメが泳ぐ姿は圧倒的におもしろかったようです。