現行の保育所保育指針や、幼稚園教育要領はともに平成20年に改訂されました。
幼稚園教育要領解説 序章 第1節改訂の基本的な考え方 には、1 改訂の経緯 2 改訂の基本方針 3 改訂の要点が示されていて、(1) 総則 ①幼稚園教育の基本には 「幼児期における教育は,生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり」として、まず、幼児期の重要性を示しています。
(2)ねらい及び内容
ア領域「健康」では、食育の重要性が書かれています。
ねらいと内容の中から、話し合うことと関連しそうな部分を取り上げてみると、
イ領域「人間関係」
②次のことなどを新たに「内容」に示した。
・共通の目的を見いだし,工夫したり,協力したりなどすること
③次のことなどを新たに「内容の取扱い」に示した。
・互いに思いを主張し,折り合いを付ける体験をし,きまりの必要性などに気付き,自分の気持ちを調整する力が育つようにすること
エ領域「言葉」
①次のことなどを新たに「内容の取扱い」に示した。
・幼児が自分の思いを言葉で伝えるとともに,教師や他の幼児などの話を興味をもって注意して聞くことを通して次第に話を理解するようになっていき,言葉による伝え合いができるようにすること
コミュニケーションを取ること、協働すること、話し合うこと、自分の気持ちを調整することなどが重要視されているように思います。