あっという間に1月が行ってしまい、2月がやってきました。節分、立春とつづいて、春はもうすぐです。このところ、春を先取りしたような温かさが続いています。節分あたりからまた寒くなるのかもしれません。
今年の節分は日曜日なので、園では少し早いまめまきをしました。保育士の「鬼は外、福は内。といって豆をまきますが、鬼とは何でしょう?」という問いかけから豆まきが始まります。「鬼は外」というけれど、実は鬼は自分の心の中にいるんだよ。ということを子どもたちに伝えようと、絵本などを使って楽しくわかりやすく話していました。しかし、心の中に鬼がいるといっても、それを理解するのは大人でも難しいことです。
仏教でいう三毒、貪(貪欲)、瞋(瞋恚)、痴(愚癡)が心の中に住む鬼だとも言われています。貪欲はむさぼる心ですし、瞋恚は怒りの心、愚癡は真理を知らない無知の心、この三毒があらゆる煩悩の根源なのです。
煩悩に支配されてしまうのではなく、真理を知って、貪りや怒りから心を解放すること。悪いことを切り捨てるのではなく、貪りや怒りにとらわれることのないよう心をコントロールして、悪いことを良いことに変えることができると良いですね。
保育士は子どもたちに、おともだちにいじわるしたり、夜更かしをしたり、好き嫌いをしたり・・・そんな心が鬼なんじゃないかなという伝えていました。話を聞いてまめまきをして、さあ終わりにしようかと思っていたそのとき、来てしまいました。手紙の予告通りに鬼が!太鼓の音と共に2体の鬼が部屋に乱入してきたのです。逃げて部屋の隅に集まる子どもたちが多いなか、年長の男の子2人が果敢に鬼に立ち向かっていました。とても勇気のいることです。
お昼寝の後のおやつは節分にちなんで、調理が恵方巻きといわれる巻き寿司を作ってくれました。かなり手間がかかったと思いますが、子どもにも食べやすいとてもやさしい味と大きさに作られていました。最近新しいメニューがよく登場するので、気をつけておかないと食べそびれてしまいます。おいしい恵方巻きはいただくことができました。