強い寒気が入ってきて、1月18日は朝から雪になりました。久しぶりの積雪です。一日中雪が降り続き、寒い日になりました。夕方には雪はやみましたが、夜には更に冷え込み19日の朝の気温は氷点下4度くらいでした。雪はすっかり止んで、美しい青空が広がり、残った雪の白とのコントラストが美しい朝となりました。
たまっていた事務仕事を少し片付けて、久しぶりに畑に行ってみました。年末年始はバタバタしていて、畑の作物たちが気になりながら見に行くことができなかったからです。
猿に全て食べられたと思って、そのままにしていた豆には、サヤの中に実が残っているものもあったので、すべて刈り取って、残っている実を収穫しました。霜や雪にあっていますし発芽するのかどうかはわかりませんが貴重な黒豆です。乾かして春には蒔いてみようと思います。とてもおいしい黒豆が実ることを期待してつつ。
黒豆の足下に種を蒔いた小麦がしばらく見ないうちに少し大きくなりました。豆を刈り取るのにうろうろしていたら麦を踏んでしまっていたようです。麦踏みというのがありますが、麦を踏むことで、霜柱などで根が浮き上がってしまっている場合には根を土の中に押し戻す効果があるそうです。そして、もうひとつの麦踏みをする理由は、麦の茎を太く強くすることです。踏むことによって傷口からエチレンとうい物質が放出され、これが茎を太くする作用があるのです。茎は太くなりますが背はあまり高くならないので、実が実ったときに倒れにくくなるのです。また、株が分かれて枝が増える効果もあるそうです。 たまたま踏んでしまって、後から麦踏みのことを思いだしたのでは、麦に失礼ですね。今度は心を込めて踏んであげようと思います。
となりに蒔いていたほうれんそうも少し大きくなっていました。寒いのでとてもゆっくりですが、確実に成長しています。まだまだ食べられそうにはありませんが、じっくりと見守ってゆこうと思います。雪の間から出ている葉もありました。
えんどう豆も芽を出して、3センチくらいの大きさに育っていました。こんなに寒いのによく頑張ってくれています。思わず「寒いのに頑張ってるんだね」と声をかけてしまいました。
やはり、蒔き時を間違えたにんじんはさすがに芽を出していないようです。寒くても、季節は進み、作物はゆっくりゆっくりですが、着実に生長しています。自然のいとなみやいのちの力強さを改めて感じました。