今朝の気温は氷点下、まさに真冬並みの寒さです。12月にしてこの寒さは、近年まれだと思います。12月はいろいろなことがあってバタバタと過ぎてしまい、あっという間に年末になってしまいました。やり残したこともたくさんありますが、できる事は精一杯やったつもりです。自分の身の丈に合ったことをしっかりとわきまえて、全力を出せる範囲でやれば、楽しく充実してできるのに、ついつい欲が出てしまって抱え込むから焦ってしまい、自分も苦しくなるし周りの人も苦しめてしまうことがあります。
自分をちゃんと知ることが大切だと言われますが、自分って本当にわからないものだと思います。自分自身にしっかりと向き合って自分自身をみつめて、何が得意で何が苦手なのか、強みや弱みどこなのかをわきまえることが大切なのです。それができるからこそ自立ができるのです。
自立とは何でしょう?子どものことで言うと、何でも自分でできるようになることが自立だと思いがちですし、何でもひとりでできるように!と思ってしまいます。ところが、自立というのは自分でできる事は何か、自分でできないことは何かがわかっていて、できる事は自分でして、できないことはできる人に手伝ってと頼めることなのです。そして、子どもは無理なく自然にちゃんと育っていれば、1歳でもそれができるのです。
当然と言えば当然です。何でもかんでも自分でできるなんていう思いこみは、自分の欲に振り回されているだけなのでしょう。どうしてもここに陥りやすいので気をつけなければなりません。何でも自分だけでできてしまうのであれば社会は必要ないわけで、社会を作ることで繁栄してきたホモサピエンスという人類は、社会がなくなれば、生存してゆく事ができなくなってしまうのでしょうか。
保育園だって、保育士だけが保育をしているわけではなく、みんながそれぞれに助け合いながら保育をしているのです。それができていないと思っていても、本当はちゃんとできているのです。