「京都洛北まちくさみっけ」、多くの方々に支えられて開催されたイベントがいよいよスタートです。正直言って私は、たくさんの大人に見られる中で子どもたちが緊張してしまって、普段通りの活動ができないのではないかと心配をしていました。
ところが、いざ始まっみるとそんな私の心配はどこかに吹っ飛んでしまいました。子どもたちはとても元気で、目をキラキラと輝かせています。「今から何が始まるのだろう」という期待でいっぱいなのでしょう。かといって興奮しすぎて騒ぐわけでもなく、やる気いっぱいで参加してくれました。その姿は、「わたしたちは大丈夫、ちゃんと信じててね」と言っているようで、心配してしまった自分が少し恥ずかしくなりました。
まずはまちくさ博士から、「まちくさ」ってなに?という説明を聞きます。博士が撮影されたまちくさの写真を見せていただきながら、「みんなだったらなんていう名前にする?」という博士の問いかけに、どんどんいろいろな名前が出てきます。博士のつけた名前に近いものもあれば、全く異なる視点からの名前もあります。
みんなも外に出て自分の好きな草を見つけられるかなと聞かれて子どもたちはやる気いっぱい。わくわくしているのが伝わってきます。まずは、3つのグループに別れ、それぞれに博士、「NPO法人子どもとアーティストの出会い」の井手上さん、ボランティアスタッフがグループリーダーになってくださってグループの子どもたちをリードしてくださいます。子どもが好きな草を見つけたら、自分で名前をつけ、リーダーに頼んで、写真を撮ってもらいます。
要領がわかったらいよいよ出発。最初からどんどん見つける子、なかなかみつけられない子、さまざまですが博士や井手上さん、ボランティアスタッフのみなさんが絶妙な距離感で見守り素敵にリードしてくださるので子どもたちは、どんどん楽しくなってゆきました。