今年も卒園生の交流イベントを行いました。小学校1年生から、中学校2年生までの卒園児に案内を出したら、60名ほどの子どもたちが参加してくれました。中学生も部活や試験前の忙しいなか参加してくれた子もいます。久しぶりに会う子どもたちは、当然ですがみんな大きくなっています。園舎の中に入ってきて「小さい!」と言っている子がいました。本人が大きくなっているので、園児の時に見ていた保育室とはイメージが違うのです。
子どもたちが集まったら、保育園時代を思い出して、みんなでお参りをしてからそれぞれ、自己紹介し、学年別に3グループに分かれて手押し相撲大会が始まりました。当初は室内で行う予定でしたが、今日はとても良い天気だったので、急遽園庭で行うことに。グループごとに大盛り上がりで楽しみました。
子どもたちが楽しんでいる様子を園舎の2階から眺めていたら、なんだか心がとても温かくなってきました。ひとり一人の子どもたちが、それぞれをまるごと認められ、そして他の人も認め、互いに助け合うように育ってくれますように。と思わずにはいられませんでした。
子どもたちを見ていると、3年生・4年生というのはひとつの節目のように思えます。4年生くらいになると体格も大きくなりますし、外見や雰囲気もかわります。3年生というと8歳から9歳の子どもたちです。一般的に8歳くらいまでの発達のすがたがあり、9歳・10歳くらいに節目が来ると言われているようです。4年生の子どもたちの姿を眺めていてそんな話しを思い出しました。ですから、8歳くらいまでとそれ以降では教育方法は異なるべきだという説もあるようです。
日本では6歳になると、ひとり一人の発達の違いに関わりなく、一律に小学校に上がり初等教育をうける仕組みになっていますし、それが当たり前だと思っている私たちには何の違和感もありませんが、世界には小学校に入学する時期を保護者と、教育関係者が相談して決める国が多く存在するようです。また、小学校でいわゆる留年をする子もたくさんいるそうです。その子がその子に適した教育をうけることができるシステムになっているのです。
このイベントは、しばらく会っていない懐かしい保護者に合えることも楽しみのひとつで、みんなで話が弾みます。また、現役の全職員と以前勤めていた保育士が参加してくれました。日曜日返上で参加してくれる職員たちの前向きな気持ちをとても嬉しく思ったのと同時に、わざわざ参加してくれた元職員にもありがとうと言いたいと思います。