今年の5歳児の子どもたちは、劇の題材を選ぶに当たって話し合ったそうです。せっかくなら、魔女の出てくるお話を劇にしたい!そんな意見が多く、題材に選んだのは『オズの魔法使い』でした。ちょっと難しいお話ですが、子どもたちと相談しながら、先生が台本を書き、みんなで話し合って役を決めました。ストーリーは子どもたちの中に入っているので、台詞は一応決まっていますが、各場面をどう表現するかは、子どもたちが考えて、演出をつけていました。例えばドロシー役の子はどうすればかわいらしくできるのかな?と考えて、スカートの裾を持ち上げてお辞儀をしてみたりして、これ、かわいく見える?と友だちに意見を求めるなど、工夫をしていました。練習する中で、細かなところにアドリブが入ることがあります。自分たちで相談していろいろと試していたようです。もちろんアドリブによって、全体の流れに大きく影響するようなことはありません。おさえるところはちゃんとおさえているのです。そんな風に自分たちで劇を作り上げてゆく様子を、ところどころ見るだけでも、ワクワクしてきます。
劇 3
2015/12/18