2015年 10月

運動会 13

2015/10/15

子どもたちがやりたいことが思う存分できるようにするにはどうすれば良いのか、知恵を絞り、考えを巡らせ、子どもたちの「やりたい!」を応援することが大切です。

その前に子どもたちの興味を促し、「やってみたい!」と思えるような環境を用意したり、子どもたちが取り組みたくなるようなことばがけが必要です。いろいろな物や事に子どもたちが興味を持てるよう、子どもたちと環境をつなぐことが必要です。もちろん、思わず遊びたくなるような環境を用意することは当然のことですが、ただ、あるだけでは子どもと環境の相互作用が生まれにくいこともあります。

当園は自然豊かな恵まれた環境にありますし、様々な自然に子どもが興味を持つチャンスはたくさんあります。ところが、自然環境が豊かなだけでは、関わるチャンスが多いだけで、すぐにそれが子どもの学びにつながるかといえば、そうではありません。もちろん好奇心旺盛な子どもたちは、様々なことを見つけ興味を持ち関わろうとします。そういうチャンスを見逃さず、そこから子どもの興味関心を広げたり、より深く関わるためにはどうすれば良いのかと考えを巡らせる努力が保育者には必要です。また、移り変わってゆく自然の美しさや、いのちの営みの不思議さなど、何気なく過ごしていると気づかない様々な事象に、子どもたちの興味関心を結びつけることを保育者がしないと、豊かな自然環境が子どもたちの発達や学びには繋がりにくいと思うのです。たとえ自然環境がそれほど豊かではない都会の園でも、保育者が意識して、子どもたちが自然に接することができる環境を整え、子どもたちが興味が持てるようにすれば、子どもたちは深く自然と関わる事ができるのです。
普段、身のまわりにあるものはついついあたりまえになりがちですが、その中にある美しさや不思議さを見つける感性を養い、先ず保育者自身が美しいと感動したり、なぜだろうと不思議がったりすることが大切なのだと思います。

子どもたちの興味関心を広げ深める。もちろんそれは自然との関わりだけに限ったことではありません。生活の全てにおいて常にそのことを心に留めておく必要があります。とびばこ、鉄棒、のぼり棒といった運動に関することもそうです。いかに子どもたちの興味関心を高め、やってみよう!できるようになりたい!という意欲を喚起し、行動に結びつけるか!先生たちは職域に関わらず、常にそのことを意識しています。

きょうのごはん 10月15日

2015/10/15

2015101520151015 (2)  (おひるごはん)
  ・ごはん
  ・焼魚
  ・切干大根の煮物
  ・けんちん汁

  (おやつ)
  ・フルーツ春巻き
  ・牛乳

 

 

*本日の焼魚は秋刀魚です!

0、1歳児さんの秋刀魚は全ての骨を取り除いたのですが、2~5歳児さんは骨を残した状態で用意をしました。

保育の先生がきれいに残った骨を見せると、子どもたちもそれを目指してきれいに食べようと頑張っている姿が見られました。

おやつのフルーツ春巻きは中に、りんごのコンポートが入っています。

運動会 12

2015/10/14

運動会では子どもたちの一所懸命な顔、うれしそうな顔、真剣な顔、時には緊張したり、ちょっと不安げな顔もありましたが、それぞれに運動会を楽しんでいたと思います。
毎年、年長児が鉄棒、とびばこ、のぼり棒の中から2種類を選んで挑戦するというプログラムがあります。年長児たちは「出来るようになりたい!がんばる!」という思いを持って、普段の保育の中で一所懸命に取り組んできたことを「お父さんやお母さんに見てもらう!」「みんなに見てもらう!」という思いをもって披露してくれます。出番を待つ子どもたちは緊張感と意欲が入り交じった複雑な表情をしていますが、ひとりずつ自分の決めた目標に向かってチャレンジする姿は、とても凛々しく、大きく見えます。

みんなが同じように同じことをするのではなく、自分で目標を持って取り組むことが大切だと思います。おなじとびばこでも3段をとぶ子、6段をとぶ子それぞれです。3段をとべるようになりたいと思って練習しているうちに、4段5段ととべるようになることもあります。結果は違っても、決めた目標に向かって努力することは同じです。子どもたちは自分で決めた目標ですから、自らやり遂げようと努力します。運動会前に何度も何度も練習している姿を目にしました。みんなとても意欲的にとりくんでいましたし、「今日はとびばこやらないの?」「やろうよ!」と先生に催促していることもありました。

そんなときに子どもの「やりたい!」ができるようにしてあげることが大切です。子どもたちの「やりたい!」をできるだけかなえてあげる。どうすれば、様々な制約を乗り越えて、それをかなえてあげることができるのかを考えてゆきたいと思います。

きょうのごはん 10月14日

2015/10/14

20151014002  (おひるごはん)
  ・ごはん
  ・秋野菜のグラタン
  ・コーンサラダ
  ・スープ

  (おやつ)
  ・ジャムパン
  ・ヨーグルトドリンク

 

*本日は全てのメニュー、残食がありませんでした!

特に人気があったのは里芋、しめじ、えのき、えりんぎ等の秋野菜をたっぷりと使用した秋野菜のグラタンです。

普段、きのこ類が苦手な子どもたちもたくさん食べてくれていました。

運動会 11

2015/10/13

運動会で見せてくれた子どもたちのイキイキした表情の背景にあるそれぞれの物語や、運動会に至までのプロセスに思いを馳せていただきたい。そんな気持ちを一番強く持っているのは、日々子どもたちと関わっている先生方です。

運動会の会場で、それぞれの子どもたちの物語を伝える事はとうていできません。ですから、先生方は日々保護者と話す中で、子どもたちの姿をできるだけ伝えようとしています。それは子どもたちそれぞれの表情や態度から心の動きを想像し、ほめたり、励ましたり、時には厳しいことばをかけたり、できる限り子どもたちに寄り添うことで見えてくる子どもたちの姿に感動し、子どもたちの思いの深さや、素直さ、偉大さに心を動かされ、ひとりひとりを尊敬しているからです。まさに、子どもたちひとりひとりを一人の人格としてとらえているのです。「○○ちゃんってすごいんですよ!」先生たちからよく聞くことばですが、そんな気持ちの表れなのだと思います。

一見、些細なことのように見えても、その奥にある子どもたちの気持ち、そこに至るプロセスを知っているからこそ、心を動かされるのです。そんなステキな子どもたちの様子を見たら、うれしくて、うれしくて、そのことを誰かに伝えたくなりますし、その歓びを保護者と共有したいと思うのは当然です。

それでも、全てを伝えきれるものではないのですが、先生方が心から感動し、伝えたい!と思って伝えていることなので、保護者の皆様も共感してくださることが多いのではないかと思っています。

子どもたちひとりひとりに寄り添うことで見えてくる、子どもたちの思いの深さ、素直さ、偉大さ、崇高さに感動し、尊敬できるってすばらしいと思います。

きょうのごはん 10月13日

2015/10/13

20151013 20151013 (2)  (おひるごはん)
  ・親子丼
  ・小松菜の磯和え
  ・吸い物
  ・ヨーグルト

  (おやつ)
  ・にゅうめん
  ・きびなご

 

*本日は親子丼がとても人気があり残食がありませんでした!

ヨーグルトはいつもより砂糖を少な目にしたので、食べてくれるかなぁと心配していたのですが

いつものようにたくさん食べてくれていたので一安心しました!

運動会 10

2015/10/12

運動会も開会式が終わって、子どもたちは様々なプログラムに取り組んでゆきました。乳児さんのなかには、慣れない場所で不安そうな姿もありましたが、2歳児以上は、みんなイキイキとしていて、楽しい感じが伝わってきました。年齢が上がるほど、子どもたちのわくわく感がたくさん感じられました。もちろん、どの子も真剣です。

この、子どもたちの真剣さ、楽しそうにキラキラした表情。よし!がんばるぞ!という意欲。そういった子どもたちの姿こそ、保護者の皆様にご覧いただきたいのです。ついつい、出来る出来ない、早い遅いなどの結果をはじめ、目に見えることに注目してしまいがちですが、それだけではなくて、子どもたちのイキイキした表情や、意欲あふれる態度に注目していただくよう、開会式の挨拶で保護者の皆様におねがいしました。

子どもたちのイキイキとした表情やあふれる意欲、一所懸命に取り組む姿勢の背景には、日々の生活の中で経験する子どもたちの物語があります。
どんなことにもチャレンジしたい!やってみたい!挑戦しよう!と思い、実際に挑戦してみることで、いろいろなことが出来るようになってくる歓び。昨日まで軽々と飛び越えられていたとびばこが、一度の失敗から怖くなっててしまって、突然飛び越えられなくなるというショック、そしてそれを乗り越えようと努力してきたこと。仲間と力を合わせたり、みんなのために力を尽くす歓び。などなど、数え上げればキリがないくらいの笑いと涙、感動の物語が、ひとりひとりの子どもの中にあるあるのです。

保護者の皆様には、子どもたちのイキイキした表情の背景にあるそれぞれの物語や、今日に至るまでの様々なプロセスに、少しでも思いを馳せ、想像していただきたいと思うのです。

運動会 9

2015/10/11

年長児は入場のパフォーマンスを『魔法使いサリー』の曲に乗って披露してくれました。魔法使いサリーと言えば、子どもの頃にアニメを見ていたのを思い出しますし、主題歌も耳に残っています。でも、今回年長児たちがパフォーマンスに使っていた曲は、アンジュルムというアイドルグループの歌っている『魔法使いサリー』でした。なぜこの曲なのかというのは、長いストーリーがあるので改めて紹介しようと思いますが、年長児の中で「魔女」がブームになっているのです。

この年長児たちのダンスの大まかな振り付けは保育士の先生が考えたそうですが、ディテールは子どもたちが相談して形作っていったようです。「ここはこうした方がいいね、「肩にタッチしたのを合図に交替しよう」などとみんなでどんどん意見を出し合って決めていったようです。結構動きが複雑なうえに、いつも全員が一斉に同じ動きをするのではなく、グループ毎に違う動きをしたり、1人ずつ動いたり、少しずつ時間差で動いたりするので、全体のことを知りつつ、今自分はどう動いたら良いのかを知っておかなくてはなりません。

ずいぶん練習したのだろうと思います。でも、保育士の先生に聞いたら、練習を嫌がる子はいなかったそうです。それよりも、ダンスがしたくてしたくてしょうがない子が多かったと聞きました。それは、先生が全ての振りを考え、子どもたちがそれに従い覚え込むのではなく、自分たちで話し合って振り付けを考えたからだと思いました。やはり、誰かにやらされるよりも、自分からやろう!と思って取り組む事の方が、ずっとやる気が出ます。ですから、少しでも子どもたちが自分たちが行う事には自分たちで考えること、自分で考え、自分で決め、自らやりたいと思って取り組む事が大切なのだと思います。

きょうのごはん 10月10日

2015/10/10

20151010  (おひるごはん)

  ・三色そぼろ丼

  ・春雨の酢の物

  ・吸い物

 

 

 

*本日の三色そぼろ丼は高野豆腐と鶏ひき肉、人参、ほうれん草で作りました。

人参は食感を残すためにごま油で炒め、高野豆腐は水で戻した後、フードプロセッサーで細かくし鶏ひき肉と一緒に炊きました。

また吸い物には出汁をとった後の昆布を刻んで加えました。

運動会 8

2015/10/10

今の子どもの姿、興味関心から出発して、どのような環境を構成すれば、子どもたちの興味関心が深まるのか広がるのか考え、試行錯誤しながら環境を構成してゆくのが保育者の仕事だと思います。言い換えれば、先生が前に出て主役になって一斉画一的に教え込むのではなく、主役はあくまでも子どもです。保育者は主役である子どもたちの今をしっかりとらえて、ひとりひとりが、いかに深く環境と関われるのか知恵を絞るのです。もちろん環境を構成するにあたっては、保育者の意図もあります。こんな力をつけて欲しい、こんな経験をして欲しい。今だからこそみんなで協力し合う遊びが発展して欲しい。などなど先生方の意図があってしかるべきなのです。

例えば、夏前からは運動遊びがたくさんできるような環境がたくさん用意されて、子どもたちが、いつもよりも運動遊びに取り組みやすくなります。そこで、興味を持ちやってみたい!出来るようになりたい!と意欲をかきたてられて挑戦することで、とび箱が跳べるようになった。登り棒が登れるようになった。といった達成感や満足感を味わうことができます。そんな歓びが運動会で発揮されるのです。

さて、園庭で木の枝を振り回すことで、戦いごっこばかりしていた子どもたちですが、先生が枝を他のことに使えないかと提案することで、戦いごっこが、打楽器遊びに発展しました。戦いごっこが一概にダメとは言いませんが、そればかりではなく、他の使い方を提案することで、子どもたちの遊びが新たな展開を見せます。もしかしたら、気持ちも戦いの「対立」から共に音を楽しむ「協力」「協調」へと変わるかもしれません。「棒は戦うためだけにあるのではないよ。こんな遊びも楽しいよ。」と子どもたちに知って欲しいという保育者の意図の表れだと思います。

そんな活動の中から、ペットボトルをたたいて踊ることを運動会で披露しようと、子どもたちと話し合って決めたそうです。

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