(おひるごはん)
・ごはん
・厚揚げチャンプルー
・ブロッコリーのサラダ
・おみそ汁
(おやつ)
・栗ようかん
・牛乳
*本日は厚揚げチャンプルーが新メニューでした。
「おいしそう~!」と言ってたくさんもらってくれる子どもたちが多かったので残食はありませんでした。
またおやつの栗ようかんは小豆を炊くところから作りました。
小豆が苦手な子どもたちがチラホラ見られました。
2015/10/26
2015/10/25
10月といえば、鞍馬ではなにを置いても「火祭」でしょう。以前にも書いたことがありますが、鞍馬の皆様の火祭に対する思い入れ、情熱は計り知れないものがあります。
松明を作るのだって、材料の入手からして大変なのです。松明には柴と呼ばれるツツジの枝がたくさん使われますが、5月頃に山に入って刈り取り、そのまま乾燥させて夏の終わりに枯れた葉などを取り除いてきれいにしたものを、9月に入ってから由岐神社の御旅所に運んで、松明を作るのに必要な量を各家に分けます。長さ、約4m、重さ100㎏ほどの大松明と呼ばれる松明も、中身はほとんどこの柴でできているといってもよいくらいなので、一本の松明を作るのにはこの柴がたくさん必要なのです。こういった材料の確保もなかなか容易ではないと聞きます。
柴を束ね、松明の芯になる丸太を通し、木端と呼ばれる薄くはいだ木材を沿わせて、最後に藤の蔓で縛って作るそうです。この藤の蔓も、藤の蔓なら何でも良いというわけではなく、地中にある蔓でないと使えないのだそうです。それを見つけるのは難しいらしく、鞍馬の皆さんはいつも藤の蔓のことを気にかけていらっしゃいます。一本の松明ができるまでに、多くの方の努力と、時間が費やされているのです。大松明は大人が2人から3人で担ぎます。その他には、中松明という中高生くらいが担ぐ60㎏くらいのもの、生姜雨声が担ぐ30㎏ぐらいの小松明、「トックリ」と呼ばれる幼児用の松明があります。
松明一つ作るにもこれだけ手間暇がかかるのです。他のことは推して知るべしです。鞍馬の人々がどれだけ火祭を大切にしていらっしゃるのかを感じられます。
2015/10/24
草木染め教室で子どもたちが作った作品、銘々に作ったものは、それぞれの個性が出ていたようですし、共同作品はダイナミックに、繊細に、いろいろな要素が入り交じり、なおかつチームワークが発揮されて、グループ毎にタッチの違うものができ上がりました。完成した作品は、そのまま立てかけて水を切り、乾かします。
乾いてくると、全体が白っぽくなってきます。特に、草花の上から流した、原材料が分厚ければ不暑いほど、白くなってしまって、中に入れた草花が見えにくくなってきてしまいます。材料を流しかけたときには、あまり薄過ぎると、草花がはがれてしまうのではないかと不安になって、ついつい厚めにのせてしまいます。
水に溶いた原材料を流しかけるときには、透明な部分は水だけだと思ってしまいがちですが、実はしっかりと紙の繊維が入っているようです。ですから、わざわざ繊維のかたまりで草花を覆わなくても、薄い繊維の層が草花を覆ってくれるのです。それなのに、目に見える形で、覆いたくなるのですね。
目に見えなくても、十分に役割を果たしていることがあります。目に見えなくても、なくてはならないものもあります。目に見えることばかりではなく見えないことやものの役割を信じる事が大切なのかもしれません。いや、目に見えることより、見えないことの方がずっと多いように思いますし、大切なこともたくさんあると思います。目に見えないこと似も思いを馳せ、大切にしてゆきたいと思います。
草木染め教室、毎年ステキな企画をして、子どもたちに学びの機会や楽しみを用意してくださる、多くの方々に感謝です。
2015/10/24
2015/10/23
それぞれが思い思いの作品を仕上げたら、次はみんなで力を合わせて、畳1枚ほどの大きな共同作品を作ります。子どもたちが2グループに分かれ、高学年を中心にどんな作品にするのかを話し合って決めていました。
一つのグループは、白いベースの上に、赤、青、黄色の水玉のような模様をつけようと考え、少しずつ色の付いた、紙の材料を置いてゆきますが、水に溶かした材料を柄杓ですくって流すという方法なので、どうしても材料が水分と一緒に流れて広がってしまいます。子どもたちなりにゆっくり流すなどの努力をしていましたが、なかなか難しいようです。先生が紙コップを切って作った枠を置いて、その中に原材料を流し込むと、広がることなく丸い模様を作れることを教えてくださいました。
そうやって模様を作ってから、草花を置いて最後にもう一度、白い材料を流して、置いた草花を固定します。どの子もとても真剣に取り組んでいました。
もう一方のグループは、赤、青、黄色の原材料をふんだんに使用した、とてもカラフルな作品を作っていました。
子どもたちは、意見交換し、相談しながら作品作りを進めていました。高学年の子どもが中心にはなっていましたが、高学年が指示してやらせるのではなく、大まかな方針を相談してみんなに伝え、みんなはそれを理解して、それぞれに楽しく作っていると感じました。子どもたちがチームになって、それぞれ主体的に作品作りに取り組む姿はとてもステキだなと思いました。
2015/10/23
2015/10/22
子どもたちの紙漉体験、草花を置いて、上から紙の原材料をもう一度流せば、作業終了です。あとは乾かすだけ!からっとした秋の日の暑いくらいの日の光に照らされて、子どもたちの作品はどんどん乾いてゆきます。色とりどり、それぞれの作品になるまでもう少し乾燥させる必要があります。
乾ききったらどんなに仕上がるのだろう?そう思うと、ちょっとドキドキします。
乾燥させるために、列べてある子どもたちの作品を見ていると、ほんとうに様々で、子どもたち一人ひとりの個性が感じられます。
一人ひとり違うこと!そのことこそが大切なのに、どうして自分と違うことを否定したり、排除したりしたくなるのでしょう?異質を排除することで安定を得られるということがあるのでしょうか?異質を排除する、否定するということを突き詰めてゆくと、結局、独りぼっちになってしまうのではないでしょうか。一人ひとりは絶対に異なり、同じではないのですから、同じじゃないことを理由に排除していったら、独りぼっちどころではない、自分自身をも否定してしまうことにつながりはしないでしょうか。自分自身だって変化し続けているのですから。
人類は社会を作ることで、生き延びるという生存戦略をとってきたと言われています。みんなが、それぞれの違いを認め合い、お互いを活かし合い、それぞれに役割を果たすことで社会が成り立つのです。
一人ひとりが尊重され、違うことが活かされるといいな。
それぞれに異なり、個性豊かな子どもたちの作品を見ていたら、そんなことを思いました。
2015/10/22
2015/10/21
紙漉きで、もうひとつ忘れてはならないのが、自然の草花を模様に使うことです。花そのものや花びら、葉っぱや茎を漉き込むこともできます。子どもたちは、近くに咲いている花や、葉っぱなどを摘んできては、流したばかりの紙の上に列べて、模様を作っていました。
自然の草花の色が秋の日の光に照らされて、輝くような美しさを見せています。白い原料の上に列べられた、色とりどりの花びらや葉っぱは、あざやかさが引き立ちます。もちろん、着色した紙をあしらうのもステキですし、白を使わないという選択肢もあるでしょう。
身近な自然の色の美しさ!それを何とかして生活に取り入れたい!そんな願いから染めは生まれたのかもしれません。子どもたちが摘んできた草花の美しさを見ていたら、そんなことを思いました。
思わずとっておきたくなるような美しい色合いの草花を用いて、思い思いの模様を描く子どもたちの姿もとても美しく感じました。
2015/10/21