監査をうけたことをかきましたが、「子どもたちのより良い育ちのために」という目的のために、みんながそれぞれの立場で力を発揮し、その力が合わさって様々なことが改善されてゆく。園内の職員はもちろんのこと、行政の皆様も、その他の方々も、その輪につながってくださっているのです。いいかえれば、皆さんのおかげで保育園が成り立っているのです。
監査を受けるにあたって、事前に書類を整えて準備しました。監査では施設内に危険な箇所がないか、調理室の衛生管理はできているかなど実際に園内を見て指導してくださるので、園内で行っていただくのが良いのですが、ただでさえ狭い園舎内に監査用の場所を設けなくてはなりません。仕方なく保育室の一部を使うので、子どもたちには、お部屋を貸してね。とお願いして使わせていただいています。
普段解放しているところに間仕切りをしたり、会議用の机やイスを出したり、その前にお掃除したりと多少の準備をします。土曜日の朝に保育士の先生に手伝ってもらって準備をしていると、少し遅めに登園した年長児の女の子が、自分のお支度を全て済ませてから、「何してるんですか?」とやってきました。「月曜日にお客様がいらっしゃるから、その用意をしてるんだよ。」というと、「ふーん!」といって何かを考えていたようです。しばらくして、「なにか先生のお役に立てることはありませんか?」とその子が聞いてくれたので、少し驚きながらも、うれしい気持ちになりました。
「えっ?! 手伝ってくれるの?」と聞き返すとにこやかに「うん!」と返事をしてくれたので、物の移動や床のぞうきんがけをお願いしました。いつもお掃除当番で慣れているからか、丁寧にぞうきんがけしてくれます。4.5m×6mくらいに部屋なのですが、ひとりで全部きれいにしてくれました。
ありがとうございました。