(おやつ)
・チーズトースト
・ヨーグルトドリンク
*本日の給食の大豆の五目煮には、旬のそら豆を使いました。子ども達も大きなそら豆にびっくりしていました。牛丼には、糸こんにゃくを使いました。食べるときの食感がいつもと違ってなかなか良かったです。
2014/06/25
2014/06/24
「ありがとうございました。」手をあわせて一礼する子どもたち。龍神様にモリアオガエルのたまごを観察させていただいたお礼をいって、池を後にしようとしました時、私はあることを思いつきました。せっかくここまで観察に集中してきて、子どもたちの心も落ち着き、静かにする雰囲気にもなっているのだから、この機会に静かだからこそできる「聞くこと」に集中する機会を作ってみても良いかもしれないということです。特に人工的な音が少ない場所に来ているので、他の場所よりやってみる価値はあります。
普段私たちは、多くの情報を視覚から得ています。時には、敢えて視覚情報を使わずに他の感覚を意識して使うことも必要かもしれません。
そこで、子どもたちに「目を閉じて、音を立てずに、どんな音がするか耳を澄ませて聞いてみてくれる。」と頼んでみました。子どもたちはすぐに目を閉じて聞いていました。もちろん話をする子は1人もいませんでした。
2014/06/24
2014/06/23
たまごがいくつあるか数えようとしましたが、多すぎて数えられません。子どもたちの目はするどくて、たまごによって色や大きさが違うことなどに疑問を持ちながら観察していました。そのうちたまごって固いのかな?やわらかいのかな?と言いだしたので、
子どもが触れる高さにたまごがないか探すと、枝を少し引っ張れば触れるのをみつけました。子どもたちと触ってみると、表面は少し乾燥してパサパサした触感になっています。こんなにかたいのにたまごはどうやって出るのだろう?と疑問を投げかける子がいると、みんな頭の中は???だらけになってしまいました。いろんな疑問が上がったところで、それらを整理して園に帰って図鑑や解説書で調べてみることにしました。
もちろん大人が知っていることを教えてあげることもできるのですが、今回はできるだけ自分たちで調べて欲しいと思ったので保育園に帰って調べることにして観察終了。
30分くらい池の周りにいましたが、その間子どもたちはずっと静かにしていました。普段はおしゃべりが大好きなみんなですが、このときばかりは必要なこと以外は話さずに観察に集中していた様子でした。
2014/06/23
先日、おやつがヨーグルトだった日の事です。
年少クラスのAくんが悲しそうな顔でヨーグルトとにらめっこをしていました。
私「どうしたん?」
A「うーん… ヨーグルトすっぱくて食べれないの」
私「すこーしずつ食べてみたら?」
A「いやいや!食べたくない!」
私「すこーし食べて、すぐにお茶飲んでみたら?」
A「うーん…」
と言って、スプーンについたヨーグルトをペロッと舐めてAくんはすぐにお茶を飲みました。
しかし、逆効果だったようで…
「もういやだー!すっぱい!まずい!残したいー!」とAくんは両手で自分の口を封じてしまいました。
それを見ていた周りの子ども達が
”まぜまぜしたらおいしくなるよ!” ”鼻つまんで食べたら味分からへんで”、と声をかけてくれましたが
「いやだ!食べない!」と耳を傾けてくれませんでした。
そして、隣に座っていた年長クラスのBくんに相談してみました。
私「どうしたら食べてくれはるかなぁ」
B「うーん、ほっといたらいいんちゃう?」
私「わかった!そうしてみるわ!」
と言い、離れたところから様子を見ることにしました。
AくんはBくんに悲しそうな顔で「食べたくない…」と言っていましたが
Bくんはそれに答えることなく、ヨーグルトを食べ終え席を立ちました。
Aくんは一人ぼっちになり、おそるおそるヨーグルトを食べ始め、
あっという間に食べ終え、爽やかな表情で席を立ちました!
その時、Bくんが私の前を通りかかったのでAくんがヨーグルトを完食したことを報告すると
照れくさそうに笑って「よかった」と言い去って行きました。
その瞬間、Bくんの言動はすべて”見守る”だったことに気づきました。
Aくんを信じて見守ることをBくんに気づかせてもらい、
すこしの恥ずかしい気持ちと、たくさんの感謝と嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
ありがとう。
2014/06/23
2014/06/22
山の上にある池にモリアオガエルのたまごを見に行こうと、意気揚々と出かけた5歳児たち。池には龍神さんがいるかもしれないと聞いて、少し顔つきが変わりました。決して怖がっているわけではなく、少し神妙な面持ちになったのです。そして池に向けて、最後の坂を登ります。抜き足差し足といった感じで、声も出さずに一歩ずつ歩みを進めます。聞こえるのは土を踏みしめる音だけ。
長い坂を登り切ると池が見えてきました。もう一度立ち止まり、子どもたちと口に人差し指を当てて「しー」と合図をしあってから、池の近くに進みます。先ずは龍神さまをお祀りしているお社の前で「龍神さま龍神さま、これから鞍馬山保育園のゆりぐみの子どもたちがモリアオガエルのたまごを観察させていただきます。よろしくお願いします。」と言って一礼すると子どもたちも深々と頭を下げていました。
龍神様にご挨拶をしたら、いよいよ観察です。
2014/06/21
モリアオガエルのたまごの観察に行くことになった5歳児たち、事前にいろいろと調べたり、話を聞いたりして想像や期待が膨らんでいることに加えて、おべんとうを食べて午後も活動するということ自体がいつもと違うことなので、かなり興奮気味です。山を歩いている途中もおしゃべりが止まりません。
このままモリアオガエルのたまごを見に行っても、観察に集中できないかもしれないなー。と少し心配になったので、子どもたちに気持ちを切り替えて落ち着くきっかけになることはないかと考えました。
まずは池に近づく少し手前で立ち止まり、子どもたちに池のことを説明します。今から行く池は、龍神池といって龍の神様がいらっしゃると言われている池です。もしかしたら龍の神様が寝ているかもしれないから、大騒ぎすると起こしてしまう。といった意味のことを説明して、「龍の神様を邪魔しないようにするにはどうすれば良いかな?」とたずねると「静かにす!」「大きな声を出さない!」「(音を立てないように)ゆっくり歩く!」と子どもたちが小声で答えてくれました。もちろん私も小声で質問しています。
保育者には大きな声が必要だと思われがちですが、子どもの声が大きいからと言って、大人がさらに大きな声をかぶせて話すと、子どもの声は、更に大きくなることがよくあります。ですから、敢えて小さな声で話すことで、子どもは耳を澄ませて聞いてくれることがあります。もちろんいつもそうだとは限らないのですが・・・
小声で話すことで、みんなが気持ちを集中して聞こうとするので、ちょっとした一体感が感じられることもあるのです。
子どもに何かを伝えるときもいろいろな方法があります。大きな声で、子どもに聞かせようとするのではなく、小さな声で子どもが聞きたくなるように話したいな。と心がけています。子どもが「聞きたい」と思っているときが、一番聞いてくれると思うからです。
2014/06/21
2014/06/20
お家の方の手作りのおべんとうを持って出かけたおべんとうデー。3・4・5歳児は鞍馬山を思う存分楽しんでいました。お寺の本殿前でおべんとうを食べたあと3歳児、4歳児は園にもどり、5歳児はもう一度山の中へ。
実は彼らには目的があったのです。お寺の参道からはずれた、普段は一般の人は入れないところにある池に行くのがその目的です。参道ではないので立入が制限されているのですが、お寺にお願いして許可をいただいて行きました。そこまでして池に行きたかったのは、そこにはモリアオガエルのたまごがたくさんあり、その様子を観察したかったからです。
子どもたちはずいぶん前から絵本を読んだり、図鑑や資料を調べたり、モリアオガエルについてみんなで話したりしていました。ですから、子どもたちの期待は否応なく高まります。前にもこのブログで紹介しましたが、モリアオガエルは池のうえに貼り出した木の枝に、泡状のたまご、正確には粘液で作った泡のかたまりの中にたまごが入っているものを産み付けます。その泡のかたまりの中で、たまごがかえっておたまじゃくしになり、泡から池に落ちるのです。この時期お寺の池にはこのモリアオガエルのたまごがたくさんついて、まるで花が咲いたようです。
このモリアオガエルを最初に発見したのは学生さんで、クラマアオガエルという名前をつけていたのですが、発表をしなかったので、後からつけられたモリアオガエルという名前が正式名称になったという話を聞いたことがあります。ずっと前からその池ではたくさんのモリアオガエルが産卵していたのでしょうね。子どもたちは、そのモリアオガエルのたまごの様子を見に行きたかったのです。